あきりんの映画生活

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「アメリカン・アサシン」 (2017年)

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2017年 アメリカ 112分
監督:マイケル・クエスタ
出演:ディラン・オブライエン、 マイケル・キートン、 シーヴァ・ネガー

復習に燃えるCIA諜報員。 ★★★

無差別テロで恋人を失ったミッチ(オブライエン)は、その怒りからテロリストへの復讐を誓う。
おのれ、この恨みはらさでおくものかっ!
そこでスカウトされたCIAの対テロ極秘チームで、鬼教官のハーリー(キートン)とともに戦いを挑む。

それほど期待せずに観たのだが、、これは当たりだった。
ガチで肉体アクションがすごい。

CIAの訓練にVRを使ったものがあった。
ゴーグルを付けて何もない倉庫の中で動き回り、次々とゴーグルに映る仮想ターゲットを撃ち倒していく。
間違えて一般人を撃ったり相手に先に撃たれると、身体に電気が流れる。
これは面白いような、電気びりびりは怖ろしいような・・・。

敵は、ロシアから流出したプルトニウム核兵器製造をもくろむテロリスト一団。
トルコで現地協力員のアニカ(シヴァ・ネガー)と合流したチームは、謎のテロリスト“ゴースト”(テイラー・キッチュ)を捉えようとするが、失敗。

続いてローマでもミッチらはゴーストにしてやられる。う~む。
実はゴーストもハーリーの元教え子で、かつて自分を見捨てたハーリーとアメリカ政府に対して怨念を抱いていたのだった。

ミッチとハーリーのバディぶりも好い。
そして、ハーリーは敵に捕らわれたりもするのだが、大変な拷問に遭う。
ありゃ痛いぞ。気の弱い人が観ていたら失神してしまうぞ(笑)。

協力してくれる現地諜報員役のシヴァ・ネガーが可愛くてきれい。
てっきりミッチと彼女とはいい仲になるのではと思いながら観ていた。
しかし、この映画はそんな甘いまねはしないのである。
ミッチは恋人の面影を抱き続けており、女性諜報員も情け容赦ない運命に遭うのである。あれぇ、そんな・・・。

クライマックスでは核爆発のカウントダウンも始まってしまう。
おいおい、どうなるんだ?
(呟き)
どうもハリウッド映画は核爆発をおろそかに題材に使うような気がする。
本当の核の怖ろしさを知らないような気がする。

その点を除けば、とにかくシリアスな本作だった。
最近の流行のようなコメディタッチとか、ほんわかムードとか、全く無縁。
男の血がたぎるぜ、という映画でした(笑)。