あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「インサイダーズ 内部者たち」 (2015年)

イメージ 1

2015年 韓国 130分
監督:ウ・ミンホ
出演:イ・ビョンホン、 チョ・スンウ

黒い政治サスペンス。 ★★★

最近の映画によくある手法として、ある印象的な場面をまず見せておいて、それからそこにいたる過程を降りかえる、というのがある。
この映画も、いきなりイ・ビョンホン演じる告発者アン・サングが記者会見をおこなっている場面からはじまる。
次期大統領候補のスキャンダルを暴き、その代償として自分は片手を失ったといって、義手を外してみせる。
インパクトのあるオープニングである。

政治家と大企業が結託して巨額の裏金を悪用している。
その裏金で次期大統領を狙い、企業は大もうけを企んでいるわけだ。
しかも新聞社の主幹ガンヒまでもが手を組んで、それを世間から隠蔽しているという悪だくみ。
そこに一人のごろつきのアン・サングが絡んでくる。

実はアン・サングはガンヒの弟分で、彼の命令で悪巧みをおこなっている奴らの汚れ仕事を請け負っていた。
しかし、大統領候補と財閥企業の裏金の証拠を入手した彼は、ガンヒが彼らの仲間とも知らずに、その秘密証拠を入手したことを告げる。
兄貴のためならなんでもするぜ。ガンヒを信じ切っているアン・サングが可哀想になるぐらいに、悪い奴らは情け容赦がない

そこにもう一人絡んでくるのが、コネも後ろ盾も何もないたたき上げの検事ジャンフン(チョ・スンウ)。
韓国は日本では想像ができないほどにコネ社会らしい。
どんなに頑張って成績優秀となっても、コネのない者には出世の見込みはないようだ。
そんな虐げられた検事が正義感に突き動かされていく。

韓国映画だし、悪人が出てくるのだから、エログロの場面は容赦ない。
けっして好いお子様と一緒に観てはいけない映画。
リンチの場面はこれでもかというぐらいに残酷だし、こんなアホな、というような低俗なエロ場面もある。

しかし、さすがに面白く作ってある。
手を組んだアン・サングとジャンフンだが、悪の一味の方が何枚も上手。
次々に容赦ない仕打ちを仕掛けてくる。
罪を告発したのに逆に刑務所に入れられてしまったアン・サング。心変わりをしてしまうジャンフン。
さあ、ふたりはどうなる?

(以下、ネタバレ)

この映画の見どころはなんといっても最後に明かされる”インサイダー”の正体。
韓国映画には珍しくスッキリとした大逆転劇だった。

しかし、それにしても韓国映はやはり味付けが濃いいよなあ。
最後の「モルディブでモヒートを」の台詞は洒落ていたなあ。