あきりんの映画生活

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「Destiny 鎌倉ものがたり」 (2017年)

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2017年 日本 129分
監督」山崎貴
出演:堺雅人、 高畑充希、 安藤サクラ、 堤真一

和風ファンタジー映画。 ★★

ファンタジーものは上手く当たるとすばらしい体験をさせてくれる。
逆に自分に合わないファンタジーほど白けてしまうものもない。

さて、本作。
千年の古都である鎌倉には魑魅魍魎が普通にあらわれるという設定。
その街で暮らす作家夫婦(堺雅人、高畠充希)が主人公。
貧乏神が居候をしたりする日々を、ホンワカとした雰囲気で映している。

山崎監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」も撮っている。原作も同じ西岸良平のコミック。
だから前半は昭和ノスタルジーといった感じであった。
で、この前半がだらだらとしていて、やけに長い。
妖怪と共存している鎌倉風景を見せるのだが、やけに長い。
実のところ、この前半で観るのを止めようかと何度か思ったほど(汗)。

ヒロインの高畑充希が私の好みでないところもマイナス・ポイントだった。
でもこれは映画自体の出来に関係することではないよなあ。
(彼女のファンの方、ごめんなさい)

しかし、後半になって死んだ妻をなんとか取り戻そうと、夫が黄泉の国へ出かけるあたりからは持ち直した。
黄泉の国のCGが綺麗で、このビジュアルが楽しめた。

それに途中から狂言回しのように登場する銀髪の死神が好かった。
似ているけれど、まさか安藤サクラじゃないだろうなあ、彼女がこんな役はやらないよなあ。
と思っていたら、本当に彼女だった。びっくり。

結局、前半は「ALWAYS三丁目の夕日」、後半は「千と千尋の神隠し」、と言ってしまっては、身もフタもないか・・・。
なんとか最後まで観ましたが、あまり私には合いませんでした(涙)。