1999年 アメリカ 124分
監督:マイク・ニューエル
出演:ジョン・キューザック、 ビリー・ボブ・ソーントン、
ケイトブランシェット、 アンジェリーナジョリー
航空管制官もの。 ★☆
航空管制官が主人公ではあるのだが、「大空港」シリーズのようなパニック物ではない。
ストレスを抱えた管制官の人間ドラマ、というスタンス。
やり手の管制官(ジョン・キューザック)のところへ、腕は立つが問題を起こしやすい新人(ボブ・ソーントン)が配属されてくる。
二人のプライドが衝突して、イライラ感が高まっていき、そして・・・。
空港管制官のストレスはよくわかるし、キューザックの卑小な人間像も良く描かれている。
しかし、ソーントンとの絡み合いがどうも空回りをしてしまっている。
そのためにまったく緊迫感がない。
せっかくケイト・ブランシェットまで出ているのにもったいない映画。
このときは実生活でも結婚していたアンジェリーナ・ジョリーが、ソーントンのちょっとキレタ妻役で出ている。
さすがに圧倒的な存在感。
アンジーが出ているという理由だけで観た映画です。
結論=アンジー・ファン以外にはお勧めしません(きっぱり)。