あきりんの映画生活

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プロヴァンスの贈りもの

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2006年 アメリカ 118分
監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ、 マリオン・コティヤール

大人のゆったりとしたラブストーリー ★★☆

気ぜわしく働いていたロンドンの遣り手トレーダーが、亡くなった叔父さんの南フランスのブドウ園を相続することになる。その地でのゆったりとした時間の流れ、明るく広がる風景、そしてそこで出会う人々。
こう書けば、もうだいたいは物語の展開は想像できてしまうが、その通りにすすむ。

それにしても、リドリー・スコットラッセル・クロウが組んで(あの「グラディエーター」のコンビですぞ)、こんな映画を撮っているなんて、ちょっと驚く。
しかし、それにしては流れが平板であった。

ヨーロッパへ出かけて違う人生を見つけるという設定での傑作といえば、ダイアン・レインの「トスカーナの休日」を思い浮かべるが、かなり負けているなあ。

幼少時に可愛がってくれた叔父さんとなぜ疎遠になっていたのか、が描かれていないし、男嫌いだったマリオン・コティヤールがなぜクロウに惹かれたのかも、納得できる説明がなかった。
ただ、邦題の付け方は成功でしょう。この題で観に来た人は結構いたのではないかな。

過剰な期待はせずにスロー・ライフの雰囲気を味わいましょう。
私の評価は、及第点にはなんとか達しています、というところ・・・。