監督：マレク・カニエフスカ
出演：ポール・ニューマン リンダ・フィオレンティーノ
気分の良い知能犯罪もの。 ★★★
刑務所から老人ホームに送られてきた脳卒中でぼけた銀行強盗犯と、彼を介護する看護師。
実は彼が病気を装っているだけではないかと疑った看護師は、自分の平凡な生活を変えるために大胆な行動に出る。
そして、銀行強盗犯が考えた計画とは･･･。
現金輸送車を遅う計画を立てるのだが、輸送車が集めてきたお金を奪うのではなく、輸送車を奪ってお金を集めて回るという発想がすばらしい。
ポール・ニューマンもかなり年をとったが（このとき75歳！）、さすがにしっかりとした存在感がある。
ニューマンの犯罪ものというと、あの名作「スティング」を思い浮かべる。
さすがにあの作品の緻密さには及んでいないが、悪人が出てこないので、楽しく見ることができる。
何かが深く残るという作品ではないが、見終わったあとも和む作品。
少しサスペンス風味の軽い娯楽ものを見たいときに。
