2005年 アメリカ 126分
監督:マーティン・キャンベル
出演:アントニオ・バンデラス、 キャサリン・セタ・ジョーンズ
「マズク・オブ・ゾロ」の7年ぶりの続編。 ★★
今回の設定ではセタ・ジョーンズとの夫婦喧嘩もあったりするが、前作に比べてストーリー展開は安易。つっこみどころは一杯(列車の振動でニトログリセリンが爆発してしまいそうで心配したぞ)。
しかし、愛馬にまたがったゾロの決めポーズをして、楽しければそれでよい、というコンセプトの映画。
バンデラスは、粗野な雰囲気と同時にどこかユーモア感をまとっている。
アラン・ドロンのゾロと比べるつもりはないが、あまりあか抜けていないためだろう。まあ、そこが彼の持ち味でもあるわけだ。
セタ・ジョーンズは気丈なところを見せて好演。格好良さではバンデラスよりも上。
子ども達の活躍もよかった。次回作は「チルドレン・オブ・ゾロ」だったりして・・・。
ぴりっとしたところがなくなった原因は、やはりアンソニー・ホプキンスがでられなくなったことか。彼の存在感は大きかった。
アクション・シーンも十分にあって(決して血なまぐさいイメージではない)、家族と一緒に安心して楽しめる映画です。