あきりんの映画生活

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「東京リベンジャーズ」 (2020年)

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2020年 日本 120分
監督:英勉
出演:北村匠海、 吉沢亮、 今田美桜

タイムリープするヤンキーもの。 ★★☆

 

高校生ヤンキーものはどうも肌似合わず、原則的に観ないことにしている(OLヤンキーものは面白かった)。
しかし、この映画は、好みであるタイムリープが組み合わされているとのことで、観賞。
原作は同名コミックということだが未読。

 

元ヤンキーのタケミチ(北村匠海)は、27歳となった今は負け犬人生のフリーター。
ある日、彼は高校時代の恋人だったヒナタ(今田美桜)が弟と共に事故に巻き込まれて死んでしまったことを知る。
その翌日、駅のホームから転落した彼は10年前にタイムリープしていた。えっ?

 

そこは、喧嘩に負けての負け犬人生を決定づけた高校時代。
ヒナタの大人しい弟ナオトに会ったタケミチは、10年後にヒナタが喧嘩に巻き込まれて死ぬことを教える。
よしっ、二人で何とかしなくては。未来を変えなくては。

 

ヤンキー時代の北村匠海は黄色髪の、いかにも軽薄な雰囲気。
つるんでいる負け犬同士の仲間も軽薄。
この軽薄さが思慮深い私には合わないんだよ(笑)。
しかし、観ているうちに馴染んでくるな。軽薄なりにタケミチは信念も持っているし。

 

現在に戻ってきたタケミチは、あれ?お前はナオトか。生きているのか?
ほら、タケミチさんが高校時代にお前たち姉弟は死ぬって教えてくれたじゃないですか。姉を守るために自分は刑事になったのですよ。
姉が死んだのは東京卍曾のせいです。10年前に戻って東京卍曾のトップのマイキー(吉沢亮)を倒してください。

 

ヤクザも怖れるというヤンキー集団の東京卍曾。
そのトップがマイキー。彼を支えているのがNo.2のドラケン。
この二人すごいよ。高校時代のタケミチを奴隷にしていた悪のキヨマサなんか、マイキーに1発でのされてしまう。
そしてそのマイキーにタケミチは気に入られてしまう。よし、お前は友だちだ。

 

こうして、ヒナタを助けるためには東京卍会を潰さなければならないのだが、マイキーもドラケンも好い奴なんだよ。
どうして未来ではああなってしまうんだろ?
何を変えればいいんだろ?

 

基本的には高校生ヤンキーものなので、粋がった若者たちの抗争映画。
そのあたりは(苦手なので)軽く流して観ていた。
さて、マイキーはどうなる? ドラケンはどうなる?

 

ヒロインのヒナタがタケミチに言う台詞、「キミはいつもいきなりやって来るね」
これはなかなかに印象的で好かった。
最後、タケミチはヒナタが無事かどうか、確かめに行く。ドアから顔をのぞかせたヒナタは・・・。

 

今日から俺は」(観てないけれど 汗)に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を組み合わせたような作品だった。
ヤンキーものが嫌いでなければ面白く観られるでしょう。
ヤンキーものが嫌いだったら・・・、どうなんでしょ?