2021年 アメリカ 102分
監督:ジョン・ポーク
出演:ドミニク・シャーウッド、 ジャッキー・レイ
あの「イレイザー」のリメイク作品。 ★★☆
「イレイザー」といえば、アーノルド・シュワルツネガーが演じたシリーズもの。
”リボーン”であるから、主役はまったく別の若者ドミニク・シャーウッドとなっている。知らない人だった(汗)。
メイソンは「証人保護プログラム」の執行メンバー。
重要事件の証人の身の安全を守るために、その人物が亡くなったように見せかけて、裁判のときまでその存在を消去してしまう。
これが“イレイザー”のお仕事。メイソンは腕利きの執行員だった。
メイソンの新たな任務は、犯罪組織の告発をしたリナ(ジャッキー・レイ)を守ること。
結構わがままなリナは、ぶつぶつと文句を言いながらも、実際に命を狙われたりするものだから、渋々メイソンの指示に従う。
で、遠い異国の南アフリカのケープタウンに匿われる。
ところが、何故かリナの居所はバレ、追っ手がやって来る。
その追っ手というのは、証人保護プログラムのメンバーの裏切り者で、なんとメイソンのかつての師匠だった。
どうして貴方のような人が、お金のために組織を裏切るのだ?
主役の若者は、オリジナル作のシュワルツネガーほどのマッチョではなく、「ボーン」シリーズのマット・デイモンほど硬派な格闘技をみせるでもない。
ということで、言ってみれば迫力、存在感はいまひとつ。残念だねえ。
ヒロインはアジア系の美女。日本人受けしそうな顔立ちではある。
といっても、個人的にはやや品に欠けているなあ、という感じ。
悪の組織の大金をこっそりとネコババしようとはするし・・・(苦笑)。
物語はシンプルで、人間関係も判りやすい。
ややぬるいながらもアクション場面も適当にあり、始めはいがみ合っていたメイソンとリナもそのうちに・・・。
ちょっと暇な時に観る程度のアクション映画でした。
何も負担にはならないというところが取り柄でしょうか(笑)。