あきりんの映画生活

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「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」 (2010年)

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2010年 アメリカ 116分
監督:マイク・ニューウエル
出演:ジェイク・ギレンホール、 ジェマ・アータートン、 ベン・キングズレー

ファンタジー・アクションもの。 ★★☆

古代ペルシャを舞台にしたファンタジー・アクション。
王の養子となったダスタンは“ペルシャのライオン”と異名をとる勇者に成長した。
兄や叔父ニザムと共に征服した聖なる都アラムートには、美しい姫タミーナがおり、彼女が守っている1本の短剣があった。

このアドベンチャー風の物語の要は、この短剣。
柄に入っている砂をあたりに撒くと、時間が逆戻りするのだ。タイトルにもなっている”時間の砂”、正しくは”時間を元へ戻す砂”。
もちろん、世界征服を企む悪人がこの短剣を狙っているわけだ。

時間を巻き戻して、別の未来へと事態を変えていく。
これはちょっと見方を変えれば、未来を予知して、行動の結果を知ることによって、別の行動を取る、ということによく似ている。
そうだ、「NEXT-ネクスト-」と一緒ではないか。
ただ、こちらの映画では実際の時間を逆戻りさせるから、死んでも生き返れるぞ。すごい。

その時間が逆戻りするときの映像はすごい。眩暈がしてしまいそうなぐらい。

疑問がひとつ。
どこまで時間を逆戻りさせるのか、そのコントロールはどうなっていたんだろう? 
1分間だけ逆戻りするのだっけ? 私が忘れてしまっただけ?
ま、そんな細かいことは言いっこなし、というのがこういう家族向け映画での礼儀かもしれない。
みんなが楽しめなくては、ね。

主人公のジェイク・ギレンホールがあまり好みではなかったのが残念。
それに加えてヒロインのジェマ・アータートン。「タイタンの戦い」や「007慰めの報酬」に出ていたらしいのだが、こちらも今ひとつ好みではなかった。こちらも残念。

叔父さん役のベン・キングズレーはさすがに重みが違う。大したものだ。
ただキングスレーがあまりにもそれらしい雰囲気を漂わせるものだから、この人が腹黒いことは登場してきたときから判ってしまう。
上手すぎるのも考えもの?(笑)

あまりどぎつい場面もなくて、家族で安心して見ることができます。
さすが、ブッラカマイヤー・ディズニー。