2009年 アメリカ 117分
監督:トロイ・ダフィー
出演:ウィレム・デフォー、 ジョン・パトリック・フラナリー
バイオレンス・アクションものの続編。 ★★★
前作から8年ほどが経過している。
アイルランドであの父親(!)と一緒にひっそりと暮らしていた兄弟を誘い出すような事件が起きる。ボストンで神父が殺され、死体の目には銅貨が置かれていたのだ。
兄弟に復讐しようとしていたのは、前作で殺されたマフィアのボスの子供。
兄弟はそれに敢然と立ち向かうと言う訳なのだが、でも、まあ、理由付けなんかどうでもいいという感じ。
あいかわらず兄弟はいい加減にお馬鹿で計画性まるでなし、それでいて決めるところはきちんと決める、という嬉しい設定。
今回も事件を捜査するFBI捜査官(ジュリー・ベンツ)がぶっ飛んでいる。
登場の仕方からしてとても思わせぶり。まずはハイヒールの足首だけ映したりして(笑)。
前作のFBI捜査官ウィレム・デフォーがあまりにも強烈な印象だったので、これぐらいしないと観客はがっかりするよなあ。
しかし、デフォーを超えることは出来なかったなあ。
おそらく超美人・超セクシーという設定なのだろうけれども、個人的にはそれほどには思えなかったのも残念(苦笑)。
今回は兄弟に協力するメキシコ人も登場する。この人物がまた愉快な人物。
登場時には滅茶苦茶強かったのに、仲間になってからは、兄弟にさらに輪をかけたような単純・お馬鹿で、気のいい人物。
なんだ、こいつは?
肝腎なところでは、あの父親もきっちりと登場してくる。お父さんが格好好いんだよなあ。
しかし、このお父さんにしても、前作を観ていないと、物語の設定がよく判らないところがあるだろうな。
ぜひとも前作を観てから「供廚魎僂襪海箸鬚勧め。
今回もまたあとに残るような余韻なんて、微塵もありません。
映画を観ている間じゅう面白くて、すっきりさっぱり。そんな映画です。