2002年 アメリカ 117分
監督:ジョエル・シューマカー
出演:アンソニー・ホプキンス、 クリス・ロック
コミカルな味わいもあるアクションもの。 ★★★
「3デイズ」 に 「4デイズ」、今度は 「9デイズ」 だ(笑)。
とりたててどうということはない作品だったが、主役ふたりの掛け合いのテンポがよく、気楽に楽しめた。
携帯用核爆弾を売りつけようとする武器商人、それを捕らえようとしてのCIAの囮捜査。
だったのだが、囮捜査の途中で優秀だったエージェントが死んでしまう。
これは困った。これを隠して囮捜査を続けなくては・・・。
ということで、死んだエージェントの生き別れていた双子の兄弟を捜し出して身代わりに仕立て上げる。
その身代わりは、優秀だったエージェントとは真逆のお調子もの、という設定はどこかで見かけたような・・・(苦笑)。
にわかエージェントに仕立て上げられるのがクリス・ロック。
役回りとしては、かってエディ・マーフィーがよく演じていた種類のもの。ピンチになっても、ラップのようなおしゃべりで軽快に切り抜けていく。
お調子者のヘマも軽快にかましてくれる。結構愉しい。
素人のクリスを訓練してなんとか身代わりに仕立て上げるのが、ミッションの責任者CIAのアンソニー・ホプキンス。
真面目な堅物なのだけれども、クリスのことが次第に気に入っていくのが心地よい。
ホプキンスは好きな俳優の一人なので、お年の割にアクションも頑張っている姿に嬉しくなる(ちょっとお腹が出ているけれどねえ)。
やがて、囮捜査の最中に、核爆弾を横取りしようとするテロリストが割り込んできたりする。
三者が入り乱れての争奪戦、下手をすれば核爆弾が爆発してしまう危機も迫る。
コミカルな味付けも交えながら、カー・チェイスもあったりして、軽快にお話がすすむ。
(すぐに外れてしまう追跡装置なんか取り付けるなよなあ、CIAともあろうものが・・・(笑))
休みの日などに、なにも考えずに楽しめる作品です。