2011年 アメリカ 92分
監督:ジェイク・カスタン
出演:キャメロン・ディアズ
お馬鹿コメディ。 ★★
ヒロインは自己中で自分勝手、無責任な不良教師。
他人の迷惑なんか、これっぽっちも考えない。
演じているのがキャメロン・ディアズでなかったら、もう絶対に許せないような嫌みなキャラ。
中学教師のエリザベス(キャメロン・ディアズ)は、玉の輿に乗ることだけを考えている。
生徒への愛情や教育への熱意なんてこれっぽっちもない。
まともな授業もせずに、生徒には映画ばかり見せて自分は寝ている。
注意されれば口から出任せ。
マリファナは吸うわ、無謀運転はするわ、素行の悪さもどうしようもない。
繰り返しになるが、キャメロンでなければもう観るのを途中で止めていたぞ。
こういったキャラの場合、たいていはどこかに可愛い部分があったりもするのだが、そんなものはどこにもない。
どこにも共感できない。ふ~っ。
玉の輿に乗るには巨乳にならなければとの考えにとりつかれたエリザベスは、豊胸手術をするための資金集めをはじめる。
生徒が活動資金を集めるためにやっている洗車サービスを、お色気で大繁盛させて儲けを猫ばばしたりもする。
受け持ちクラスの共通テスト成績がトップになれば報奨金がもらえると知れば、試験問題の不正入手まで敢行する。
なんて悪どいんだ!
ドタバタとして、結局はそれなりに収まるのだけれども、とってつけたようで、無理矢理感は否めない。
繰り返しになるけれど、キャメロンでなければとっくに観るのを止めていたぞぉ!
余談:
「ナイト・アンド・デイ」のときにキャメロンも歳を取ったなあと思ったのだが、この映画では意外と若々しかった。
この映画の出来はともかく、キャメロンはやはりこういった路線の方が生き生きしているのかなあ。