2011年 日本 125分
監督:橋本一
出演:大泉洋、 松田龍平、 小雪、 西田敏行
和製ハード・ボイルド。 ★★☆
「アフター・スクール」で見て依頼、注目している大泉洋が主演。
原作は未読だが、そちもよく売れているらしい。
先月、出張で札幌に行ってきたりもした、ということで、鑑賞。
札幌のススキノでプライベート・アイ、つまり私立探偵をしているのが“俺”(大泉洋)。
携帯電話を持たない主義なので、いつもたむろしているBARの黒電話が依頼主との連絡手段。
ある夜、コンドウキョウコという女からの依頼が黒電話にかかってくる。
俺はかなりのお調子者。その感じがユーモアを含んだ仕上がりとなっていて、大泉洋はこの役柄を上手くこなしていた。
それに、彼を助ける高田(松田龍平)という、訳のわからない助手がいる。
いつも暇にしていて、空手が強くて、一応は大学の先生と言うことらしいが、非常に便利なキャラクターとなっている。
事件は結構謎が絡み合っているのだが、それほどわかりにくいものではない。
真犯人の動機はいささか弱い感じがした。
それに、謎の女性”コンドウキョウコ”だったが、電話の声ではじめからバレてしまっていたぞ。
小説とは違って、ここは映画での難しいところだなあ。
面白く見終えたのだが、TVの2時間ドラマとどこが違う?と言われると、ちょっと辛いものがある。
その程度のつもりで見ましょう。