2010年 中国 132分
監督:チアン・ウェン
出演:チアン・ウェン、 チョウ。ユンファ
コメディ・アクション? ★☆
中国では、あのジョン・ウー監督の「レッド・クリフ」をしのぐ興業成績だったという。
本当? そんなに面白かった?
私には・・・つまらんぞ!
だいたいが、チョウ・ユンファが出ていて、しかもこのタイトルとくれば、誰だって「男たちの挽歌」につながる映画、あの趣向の映画と期待するだろう。
ところが、ところが・・・(泣)。
期待は全く外れて、格好いい男の友情も、見栄を張って貫く仁義の道も、全くなし。
コメディ・アクションものだなんて、思わなかったぞ。
1920年の中国というと、どうやら辛亥革命前後らしいのだが、もう世界史なんて忘れてしまったなあ(笑)。
中国の人が観たら判るような比喩やパロディもあるようなのだが、その辺りは全く判らず。
(冒頭の、列車を馬が曳いて走る、というのも何かの故事があるらしい・・・)
コメディ部分も妙にブラックなところがあったりして、爽快な笑いではない(平気で残酷場面が出てくる 汗)。
それでいてアクションを絡めて豪快に見せようとする部分もある。
どうも、ノレない。お国柄の違い?
それに、長い! 2時間越えは、正直辛かった。
にやけてだらしないチョウ・ユンファは観たくなかったなあ。
監督兼主役のチアン・ウェンだけはやけに格好良かったが・・・。
ということで、観るときは邦題は忘れて鑑賞することをお勧めします。