あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「フォーエヴァー・ヤング」 (1992年)

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1992年 アメリカ 102分
監督:スティーブ・マイナー
出演:メル・ギブソン、 ジェイミー・リー・カーティス、 イライジャ・ウッド

タイムマシン風の恋愛もの。 ★★★

TVで放映していると、ついまた観てしまう映画というのがある。
つまり、なんとなくお気に入りというたぐいのもの。
この映画もそんな中のひとつ。

テスト・パイロットだったダニエル(メル・ギブソン)は、事故に遭った恋人が植物人間状態になってしまったことに絶望する。
そして、自暴自棄になったダニエルは、友人が研究をしていた生体の冷凍保存実験の実験台に志願する。
1年後に目覚めるはずだったダニエルだが、やがて戦争が勃発し、冷凍冬眠している彼はそのまま忘れ去られてしまう。

古い倉庫で放置されていた冷凍機械を興味本位に少年が動かして、ダニエルは50年後の世界に目を覚ます。
おとぎ話であるのだが、メル・ギブソンが無理のない演技をしていて、嫌みがない。

ダニエルを目覚めさせ、50年後の世界でいろいろと助けてくれる少年が、なんとあのイライジャ・ウッド
こうして観直してみると、イライジャ・ウッドは子役としても大したものだったなあと感心するほどに上手い。
木の上に作った隠れ家にダニエルを隠してくれたりする。
パイロットにあこがれている少年に、手作りの模型を使ってダニエルは飛行機の操縦を教えたりする(これはクライマックス近くで生きてくる)。

少年の母親にジェイミー・リー・カーティス
彼女はサバッとした性格のように見えて、気持ちがよい。妙になよなよとした女らしさとは無縁。そこが好い。
少年と一緒にダニエルのことをいろいろと助けてくれる。

ダニエルはなんとか研究者を捜しだそうとするのだが、彼はすでに事故死をしていた。ああ~。
そして彼の娘が自分が幼い頃の写真を見せてくれる。
その写真に写っていたのは、助からない思っていたはずの・・・。

ここからは美しいクライマックスへと、文字通り大空を駆けるように物語がすすむ。
やはりおとぎ話なのだ。
気持ちがよいおとぎ話なのだ。