あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「アベンジャーズ」 (2012年)

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2012年 アメリカ 144分
監督:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr、 スカーレット・ヨハンソン、 クリス・エバンス
   マーク・ラファロ、 クリス・ヘムスワーズ、 ジェレミー・レマー

コミック・ヒーロー大集結。 ★★★☆

もう今更解説することもないが、この映画、いろいろなマーベル・コミックの主人公が一堂に会するというドリーム映画。
野球でいえばオールスター戦、歌でいえば大晦日紅白歌合戦、「探偵ナイトスクープ」でいえば総集編、のようなもの?

超人の出演者はアイアンマンのロバート・ダウニー・Jr、、キャプテン・アメリカクリス・エヴァンスマイティ・ソークリス・ヘムズワース、ハルクのマーク・ラファロ
それに一般人ながら卓越した身体能力を持つブラック・ウィドウにスカーレット・ヨハンソン、ホーク・アイにご贔屓のジェレミー・レナー
すごい。エクスペンダブルスと戦っても勝てるぞ、これは(笑)。

と言いながら、実際に観たことがあるのは「アイアンマン」だけだったりする。
評判の新作アベンジャーズを観に行く前に予習復習をしておかなくては、とあわてて鑑賞。

予備知識がないものだから、初めのうちはそれぞれの超人がどんな超人なのかが判らない。
あれ、キャプテン・アメリカって何十年も眠っていた人なの? どうして超能力を身につけたの?
あれ、ソーって宇宙人なのかあ。で、悪役のロキは義理の弟か。どういう確執があったのだろ?
でも、あまり困ることはない。すぐに馴染んでしまう(笑)。

今回の物語の核は、すさまじいエネルギーを秘めている四次元キューブの争奪戦。
物語も予想以上にしっかりしていて、集まったヒーローたちの個性もちゃんと描き分けられている。
彼らがそれぞれにかかえた葛藤みたいなものもあって、そのあたりも楽しめる。

アイアンマンて、結構自分勝手。
映画「アイアンマン」を観ていたときは、お茶目な部分もあって可愛いんじゃないの、とも思っていたが、協調性がないねえ。子供っぽい性格なんだな。

それに比べてキャプテン・アメリカは生真面目。
もうくそ真面目というぐらい。正論ばかりで融通が利かないから、実際に傍らにいるとちょっとうんざりするような奴かも。
そりゃ、アイアンマンとは性格的に合わないわなあ。

マイティ・ソーはなんといっても神様だから、ちょっとほかの連中とは違う。
現実離れしているというか、切実感に乏しいというか。
あんた、ちょっと人間を見下していないかい?
しかし、今回の元凶はあんたの義弟なんだから、いちばん頑張らないといかんのよ。

人間味溢れていたのはハルク。
常識人。性格も穏やかで誠実そう。
それにしても、巨人に変身したときに上着はすぐに破けるのに、ズボンはちゃんと伸びて破けないのは・・・教育的配慮?

彼らに絡む一般人(笑)のふたり、ブラック・ウィドウとホーク・アイは、どちらも好み。
ところどころで、その身体の動きは、そりゃもう超人なみだろ、と言いたくなる場面もあったが、とにかく格好いい。

映像もとても楽しめた。
こういった荒唐無稽ヒーローものだから、どれだけ想像力をかき立てる絵柄を見せてもらえるかというところは大きなポイントになる。
そんな意味では、空飛ぶ空母指令艦はよかった。思わず、おおっ、と唸ってしまった。

ということで、最初から最後まで、あれよあれよと楽しんだ。
この調子なら、新作アベンジャーズも期待できそう。
さて、キャプテンとソーも下調べを少ししておくかな・・・。