あきりんの映画生活

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「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」 (2015年)

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2015年 アメリカ 131分
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、 レベッカ・ファーガソン、 サイモン・ペッグ、 ジェレミー・レナー
   アレックス・ボールドウィン

大満足のシリーズ第5作。 ★★★★

ご存じ「ミッション・インポッシブル」シリーズの最新作。
元はといえばTVドラマの「スパイ大作戦」だったわけだが、今や、かっての作戦スパイものから一大アクション・スパイものとなっている。

映画の冒頭に、予告編やCMで有名となったトムの飛行機扉しがみつき空中ぶっ飛び場面が出てくる。
えっ、これをスタントなしでやったって!? すごい! 本当に飛行機は上空へ飛びたっているではないか。
死んだらどうするんだ、トム。

今回嬉しかったことのひとつは、オープニングにあのテーマ曲がちゃんと流れたこと。
前作では一部が流れただけだったので残念な思いをしていた。
あれはラロ・シフリンの名曲だよなあ(私がジョギングをするときのiPodにもちゃんと入っています)。

今回の敵はシンジケートと名乗るテロ集団。
手強い敵なのに、IMFはCIAの横やりで解散させられてしまう。
イーサン・ハント(トム・クルーズ)もシンジケートに捕らえられてしまう。
しかし、敵の中にいた謎の美女イルサ(レベッカ・ファーガソン)が助けてくれるのだ。おお、どうしてだ?

ジェレミー・レナーがすっかりIMFの一員として活躍するのも嬉しいところ。
サイモン・ペッグもとぼけた味わいで緊張感の連続の作品にほっと一息入れさせてくれる。これは重要な役どころ。

アレックス・ボールドウィンは、IMFをつぶそううとするCIA長官。
非常に憎たらしい役どころ。
それだけに、事件が解決しての映画の最後、レナーがボールドウィンにかけるひと言には思わずニヤリとさせられた。
査問委員会で、「長官の許可がなければその件にはお答えできません」とレナーが口癖のように返答していた伏線が好く効いていた。

謎の美女イルサ役のレベッカ・ファーガソンは初めて観たが、好い!
イーサンと一緒になってのアクション場面も迫力満点。
だいたいが美女が格好良くアクションを決めてくれると、ますます格好良く見える。
かってのイーサン・ハントの恋人にはタンディ・ニュートンがいたが、彼女よりは個人的には断然好み(苦笑)。

とにかくめまぐるしく物語は展開して、飽きさせない。
オペラ劇場での狙撃、格闘、追跡劇も緊張の連続であった。
そして予告編でも放送していたイーサンの大水流へのダイブ。これもすごいよなあ。

バイク・アクションも出てくる。
最近の映画の乗り物アクションはどれも半端ではないが、本作のバイク・アクションはその中でも好かった。
砂漠の中のハイ・ウェイで車を縫って走っていたかと思うと、次は曲がりくねった山岳ロードへ。
低いカメラ視線で魅せてくれる。
他の者はフルフェイスをかぶっているのだが、トムだけはメット無しで髪をなびかせている。
これも本人が乗っている? すごい!

最後の絶体絶命の状況。
さあ、どうするのかと思っていたら、さすがにイーサン・ハント。記憶力の凄さで我が身の命を担保にするとは、なるほど。

最初から最後まで満足して見終えた。
心配なのは、ここまでやってしまうと、次回作は・・・もうやることがない?(笑)