あきりんの映画生活

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「ミッシングID」 (2011年)

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2011年 アメリカ 106分
監督:ジョン・シングルトン
出演:テイラー・ロートナー、 リリー・コロンズ、 ミカエル・ニクビスト、 シガニー・ウィーバー

アクション・サスペンスもの。 ★★☆

高校生ペアが頑張るサスペンスもの。
B級サスペンスであることは間違いないのだが、前半はかなり引き込まれた。

高校生ネイサン(テイラー・ロートナー)は家では父と格闘技の修練をおこなう毎日。身体能力は鍛えられているぜ。
ある日、授業の課題で幼ななじみのカレン(リリー・コリンズ)と一緒に調べものをしていた彼は、インターネット上の誘拐被害児童一覧サイトの中に自分の子ども時代の写真を発見してしまう。
えっ、どうして自分が誘拐被害児?
それじゃ、優しく育ててくれている今の両親は?

そして、自宅を襲ってきた2人組に目の前で両親が殺されてしまう。
カレンと一緒にやっとのことで逃げ出したネイサン。
この事態にはどんな謎が隠されているのだろう?

後半になるとサスペンス色はぐっと後退してアクションものとなってくる。
ネイサンとカレンは襲ってくる敵から必死に逃げる。
そして助けてやるぞとコンタクトを図ってくるCIAも、信頼していた主治医(シガニー・ウィーバー)の忠告から不信感を抱いて、こちらからも逃げる。
列車の中での追跡劇や、観客満員の大球場での犯人との対決などなど。

かなり頑張ってはいたのだが、アクションの見せ場は最近の映画ではどんどん進化しているから、ちょっとどころではなかなか追いつかないなあ。
ということで、アクション中心となってからは凡庸となってしまったのが残念だった。

敵ボスにどこかで見た(ちょっと柔和な)顔。
誰だっけ?と思っていたら、ああ、「ミレニアム」3部作のミカエルではないか。
お久しぶり。トム・クルーズにやられた後は、こんなところでスパイをしていたのか(笑)。

(ネタバレのツッコミ)
敵組織もあれだけの機動力を持っている組織なら、インターネットにあんな手の込んだサイトを作って罠をかけなくても、ネイサンの居場所ぐらい突き止められたのではないかい?
あんなサイト、いつになったら本人が見てくれるか、判らんし・・・。

アメリカでは不評だったようですが、それなりに楽しめました。
期待値をいくぶん下げて鑑賞しましょう(苦笑)。