あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「みんな! エスパーだよ!」 (2015年)

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2015年 日本 114分
監督:園子温
出演:染谷将太、 池田エライサ、 神楽坂恵

下ネタ満載、監督のやりたい放題映画。 ★☆

今年になって何本目の園子温監督作の鑑賞だろうか。
リアル鬼ごっこ」「東京スワン」に続いてこの半年あまりで3本目。昨年秋の「TOKYOU TRIBE」まで入れれば、この1年足らずでなんと4本目だ。
園監督は、日本で今一番多作の監督ではないだろうか。

しかし、園監督作も一昨年の「地獄でなぜ悪い」以後は、ちょっとついて行きにくくなっている。
監督の個人的な思い入れが非常に強く作品に反映されてきている。
その部分が面白いと捉えられる人にはいいのだろうが、私にはどうもしっくりこないのだ。
それでも公開作があると観に行ってしまう。なぜだ?

今作も原作は同名のコミック。
それをTVで実写ドラマ化したところ人気作となり、劇場版になったらしい。
物語は奇想天外。例によって女子高生のパンチラのオンパレード。今回は水着やボンテージ姿まであらわれる。
それに「愛のむきだし」以来のお約束で、園作品での愛の象徴は”勃起”なのだ。

舞台は愛知県東三河(登場人物たちの方言は愛敬があって面白い)。
そこの、エッチな妄想しかないような平凡な高校生(染谷将太)は、オナニーをしていた瞬間に不思議な光を浴び超能力を身につける。
同じ時刻に街のあちらこちらでオナニーをしていた者も、みな何らかの超能力を得てしまう。

この設定から判るように、徹底的にシモネタ満載。
あるオナニー用器具も、これはCMかと思えるほどにあっけらかんと何度も登場する。
にわかエスパーたちが戦う敵も登場するのだが、この敵の陰謀も、世界をエロいものにしよう!という、脱力系の馬鹿馬鹿しいもの。

街中にダッチワイフがあらわれたりと、話の展開も、あるのだかないのだか、ぐだぐだとつづく。

とにかく女子高生のパンチラを見せるために、悩殺下着姿の胸の谷間を覗かせるために、すべてそのためだけに頑張っているような映画。
(なので、ヌード・シーンとか、セックス・シーンとか、そんな野暮ったい場面はひとつもありません。これは監督のポリシーなのか?)

どこまでアホな映画や、と思ってしまったら、褒めてしまうことになるような、そんな映画です。

さて、園子温監督、「ラブ&ピース」も撮っているのだった。
観に行く? ・・・う~ん・・・。