あきりんの映画生活

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「シェイド」 (2003年)

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2003年 アメリカ 101分
監督:ダミアン・ニーマン
出演:スチュアート・タウンゼント、 ガブリエル・バーン、 ジェイミー・フォックス
   タンディ・ニュートン、 シルベスター・スタローン

詐欺師たちの騙し合い。 ★★★

登場人物はみんな詐欺師。
誰だってお金に対する欲望がある。そんな欲望を逆に利用してやるぜ。
彼らは仲間と組んで、お金をかせごうとする人を巧みに騙しては大金を稼ぐ。それが詐欺師というものさ。
ところが、おっと、どっこい、仲間だって騙すぜ。それが詐欺師というものさ。

この映画の賭け事のメインはポーカー。
ポーカーもいろいろなやり方があるようなのだが、ここでは子にまず2枚のカードが配られる。
1枚は伏せて、そしてもう1枚はみんなに見えるように。
それから親が1枚ずつカードを開けていく。子はそのカードを組み合わせながら役を作っていく、というやり方。
ということで、ポーカーの手役をいくらか知っていた方が映画はより楽しめると思える。

前半で貧乏くじを引くのはジェイミー・フォックス
タンディ・ニュートンの紹介で知り合った2人の仲間、スチュアート・タウンゼントガブリエル・バーンと組んで大もうけをするはずだった。
ところが欲に駆られて仲間との申し合わせを無視したがために、かえって大損をしてしまう。
やれやれ・・・。

そうなのだな、欲をかくから騙される。
賭け事で自分だけが上手くいくなんてことがあるはずがない。
(パチンコだって長い目でみればほとんどの人が大損しているだろう。そのお金は北朝鮮に送られて軍事資金になっているという噂も・・・、汗)

後半に登場してくる伝説のギャンブラーがシルベスター・スタローン
タウンゼント、バーン、ニュートンの3人は、なけなしの大金を準備してスタローンとの対決に臨む。

この映画の脚本を書いて監督もしているダミアン・ニーマンは、本人自身がプロ級のポーカーの腕前を持っているとのこと。
へえ~。

観ていてここで困ったのは、スタローンにはどうしても筋肉勝負のイメージがあるので、ポーカーのような頭脳的な駆け引き勝負にはむいているようには見えないこと(汗)。
上品な大物ギャンブラーを(大真面目に)演じているのだけれども、どうも似合わない。
ま、仕方ないか。

緊迫感いっぱいの大勝負が終わって、決着がついて・・・。
でも、詐欺師って、ただでは終わらないんだよねえ。

コンゲームものの映画としてなかなかに楽しめますよ。