2016年 アメリカ 116分
監督:セドリック・ニコラス・トライアン
出演:シャーリーズ・セロン、 エミリー・ブラント、 ジェシカ・ジャスティン、 クリウ・ヘムズワース
白雪姫のサイド・ストーリー? ★★☆
あの“白雪姫”のアレンジ・ファンタジー映画「スノーホワイト」の続編らしいのだが、白雪姫はまったく出てこなかった。
これ、スピン・オフ作品?
あの鏡の魔女ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)にはフレイヤ(エミリー・ブラント)という妹がいた。
そのフレイヤは氷を自在に操る魔法を駆使する魔女。
とくれば、そう、彼女は”アナ雪”のあの女王様と同じなのだ。使う魔法の感じもよく似ている。
フレイヤは北国に強大な氷の王国を築き、近隣の国々を征服していた。
この映画、まるでディズニー映画のように”どんなときでも愛は邪悪なものに打ち勝つ”というコンセプトに貫かれている。
愛を力に変えて頑張るクリス・ヘムズワースとジェシカ・ジャスティンも好演。
(もちろん、クリスは空を飛んで持ち主の元に帰ってくるハンマーは持っていません 笑。)
(ついでに言うと、フレイヤが何度死んでもそこからまたやり直せるなんてタイムスリップもおこりません。)
難しいものは何もなく、一家で楽しめるアクション・ファンタジー映画。
あまりハードルを上げずに、ディズニー・ランドでアトラクションを楽しむ、という感覚で観ればよい映画。
物語はヘムズワースとブラント、それにジャスティンが中心ですすむ。
しかし、この映画で一番印象的だったのは、実にシャーリーズ・セロンだった。
とにかく彼女の異様なまでの美しさ、その魅力につきる映画だった。
主役じゃないのに、出演場面も最初と終盤だけなのに、映画をさらっていっていた。
すごい。
セロンのファンだったら、彼女を観るだけで元が取れますよ。
で、ポスターもセロンお姉さまお一人のものを(笑)。