あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「キンキーブーツ」 (2005年)

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2005年 イギリス 107分
監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:ジョエル・エドガートン、 キウェテル・イジョフォー

コメディタッチのヒューマン・ドラマ。 ★★★

公開当時はかなりの評判になったように聞いていた。
実話に基づいているとのことだが、基本的に悪人が一人も出てこない気持ちの優しい映画。

チャーリー(ジョエル・エドガートン)は、田舎町で4代続いた靴工場の跡取り息子。
父親が亡くなり、気が進まないながらも工場を引き継いだのだが、その工場は実は倒産寸前だった。
ありゃ、どうする?
婚約者はこんな田舎暮らしも靴工場なんかも嫌だと言っているぞ。

優柔不断だけれども人情はのチャーリーは、泣く泣く工場の人員整理を始める。
と、そこで偶然に知り合ったドラッグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)が履く靴に困っていることを知る。
大柄なローラを支えるには女物仕様の靴では不十分だったのだ。

ドラッグクイーンというのは、要するに女装嗜好のある男性のこと。
(ゲイとか、オカマとか、その使い分けはよく分からない 汗)

ローラはその手のショー・パブの花形。仲間も一杯いる。
これだっ! チャーリーはそれまで知らなかった世界で、新しい種類の靴の需要を見つける。
でも、これまで伝統的な紳士靴を作っていた田舎の工場の従業員が納得する?

映画には華やかなショー・パブのパフォーマンスの場面も随所に取り入れられている。
ローラの歌も楽しい。
それになんといっても、純朴な工場の従業員たちがいいのだよ。

最初に悪い人が一人も出てこないと書いたが、強いてあげればチャーリーの婚約者。
悪い人というのではないのだが、とても自分勝手な嫌みな女性として描かれている。
彼女の自分勝手ぶりには観ている方もイライラするのだが、婚約は、まあ、予想していたような方向へ進む。

ということで、物語としては、誰でもが予想する方向に話は進み、予想したとおりに落ち着いていく。
靴工場の物語も、主人公の新しい恋物語も。
もちろんそれを期待して観ているわけで(水戸黄門のようなもの)、決して悪くはない。

ただ、あまりにも予定調和過ぎて、ほとんど刺激がない。
それに、映画のテンポが少しのんびりし過ぎていると感じるのは、私がハリウッド製の忙しいテンポになれすぎたせい?

のんびり、ほんわかと、好い人たちのドラマを楽しむ映画です。
ブロードウェイではミュージカルとして上演されて人気を博したそうです。