2016年 アメリカ 99分
監督:デニス・カンゼル
出演:ジェイソン・ステイサム、 ジェシカ・アルバ、 ミシェル・ヨー、 トミー・リー・ジョーンズ
完璧な殺し屋。 ★★★
完璧な殺人依頼をなしとげて”メカニック”と呼ばれていたビショップ(ジェイソン・ステイサム)。
今は足を洗っていた彼のもとへ、宿敵クレインから連絡が入る。
3人の男を事故に見せかけて殺してくれ。
嫌~だよ。俺はもう殺しはしていないし、敵のお前の依頼なんか受けるわけないだろ。
ということで、ビショップは旧い友人のメイ(ミシェル・ヨー)のところに身を潜める。
しかし、クレインに脅されているジーナ(ジェシカ・アルバ)を助けるために、ビショップは心ならずもクレインの依頼を引きうけることになる。
かっては華麗な女武芸者などを演じていたミシェル・ヨーも、さすがに中年女性という雰囲気になっている。ま、仕方ない。
一方、ジェシカ・アルバはあいかわらず可愛い。小悪魔的な魅力にあふれている’苦笑)。
彼女を助けるためだったら、そりゃ、ビショップでなくても何でもしてしまうぞ。
こうしてビショップは、マレーシアの監獄、シドニーの高層ビル、ブルガリアの豪邸での完璧な殺しをおこなおうとする。
それぞれの方法はよく考えられていて、飽きさせない。
最後のターゲットがなんと、トミー・リー・ジョーンズ。
ということで、この(大物スター)ターゲットとは、実は手を組んでしまうのだよ(笑)。
かってはチャールズ・ブロンソンが演じていた”メカニック”。
オリジナルもよかったが、ステイサムも違和感なく頑張っている。
第1作はかっての映画とほとんど同じストーリーだったが、第2作の本作はオリジナルの物語のようだ。
ステイサムはロープウェイから飛んでくるわ、超高層ビルのプールの底にあらわれるわ。
絵柄としても充分に楽しませてくれた。
ステイサムのアクション映画に外れなし、という感を強くする映画だった。