2011年 フランス 111分
監督:ポール・WS・アンダーソン
出演:ローガン・ラーマン、 ミラ・ジョボヴィッチ
エンタメ。アクションもの。 ★★☆
少年時代に愛読していたデュマの三銃士。
若く世間知らずで頼りない善良な王様、それをついて権力の座を狙う悪党ども、そして正義のために戦う三銃士+ダルタニヤン。
それがCG満載のハチャメチャ・アクションとなってきた。
物語は単純明快。善玉と悪玉の描き方も分かりやすい。
そんななかで悪女のミレディ(ミラ・ジョヴォビッチ)の格好いい活躍が目を引く。
アンダーソン監督なので、愛妻のミラの魅力をこれでもかと(自慢げに)撮っているわけだ。
ま、バイオハザードでその辺りの呼吸はぴったりだし。
正直なところ、善玉の三銃士もダルタニヤンも、俳優さんはよく知らなかった(汗)。
それに比べて、悪役陣に、 ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、クリストフ・ヴァルツ、マッツ・ミケルセンと、そうそうたる顔ぶれを並べている。
それにしても、ルイ13世の情けない様子。
あんな王様に仕えるとなると、士気も下がるのでは(苦笑)。
そんな王様が熱を上げているアンヌ王妃は、一応可愛いとという設定になっているのだろうけれど、それよりはよっぽど侍女のコンスタンス(ガブリエラ・ワイルド)の方が可愛かったぞ。
飛行船同士の対決とか、寺院の屋根の上での対決とか、見せ場も工夫されていた。
家族で楽しめる健全なエンタメものとなっていた。
ラストは続編のやる気満々の、大飛行船軍団、大帆船艦隊だったけれど、どうなるんだろ?