あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「気休めの報酬」 (2011年)

2011年 イギリス 101分
監督:オリバー・パーカー
出演:ローワン・アトキンソン

お馬鹿アクションもの。 ★★☆

 「Mr.ビーン」のローワン・アトキンソンが英国諜報員ジョニーイングリッシュに扮して、真面目な顔をしてドジを踏むという、定番もの。
タイトルはもちろん007をもじっている。

物語は一応ある(笑)。
イギリス首相との会談にやってくる中国首相を暗殺する計画があるのだ。
それを阻止するために、ジョニーよ、頑張ってくれたまえ。
MI7が開発した秘密兵器もちゃんとあるぞ。

といっても、眼目はお笑い小ネタ集だから、それを愉しめばよい。
真面目くさった顔をして、真面目に頑張っているつもりがとんでもない失敗となる、そんな面白さ。
たとえば、イギリス首相の顔を知らないジョニーが、隣にいる本人に、首相はまだ来ないの、遅いねえ、とぐちってみせたり。
敵の暗殺者婆さんと間違えて上司の老母の尻を叩いたり、事もあろうに女王陛下の尻を叩いてしまったり。

MI7局員に、おや、ロザムンド・バイクだ、が出ていた。
彼女はかってはちゃんと本当のボンド・ガールになったこともあったはず(調べたら、「ダイ・アナザー・デイ」だった)。

クライマックス近くでは、なんと超高速の車椅子でのカー・チェイス
それに最後の大立ち回りでは、なんと敵の執拗な金的蹴りにジョニーは耐えてみせるのだ(笑)。
どうしてそんなスーパー・金的になっていたかは、冒頭で訳が明かされている。なるほど。

とにかくハードルを下げて観ましょう。
この映画を観る人は、始めからそのつもりで観ているとは思うけれど。