あきりんの映画生活

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「アリータ:バトル・エンジェル」 (2018年)

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2018年 アメリカ 122分
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローサ・サラザール、 クリストフ・ヴァルツ、 ジェニファー・コネリー

サイボーグ美少女アクションもの。 ★★☆

諜報員ではないが、女性活躍もののお次はこれ。
脳以外の顔、身体、手足はすべて人工物、いわゆるサイボーグのアリータ(ローサ・サラザール)がヒロイン。
原作は「銃夢」という日本のコミックとのこと。

上流富裕層が暮らす天空都市と、下層庶民が暮らす地上に分かれた未来社会。
天空都市からは廃棄物が地上に捨てられ、堆積している。
そんな廃棄物の中からまだ生きている脳を見つけたサイボーグ治療医師のイド(クリストフ・バルツ)は、その脳に自分の娘のために作ってあった身体を取り付ける。
やがてアリータは、300年前に作られた戦闘サイボーグだったことが判ってくる。

とにかく驚いたのが、アリータの目の大きさ。コミック顔である。
サラザールの顔をどのように細工していたのだろう。
ここまでコミック顔に修飾すると、もうサラザールではないような・・・。彼女である必要性もないような・・・(苦笑)。

表情の変化もアニメ的。あのディズニー・アニメで観るヒロインの表情の感じである。
実写だと思って観ているので、そこがどうしても違和感として残ってしまった。
(で、評価も星半分ぐらいは低くなっている。)

イド役のクリストフ・ヴァルツがやはり好い。
彼はいつも思慮深く、深い人間味を感じさせる役柄が多い。元から備わった人徳がある?
この映画でも、アリータとの父娘的な感情を上手く伝えてきていた。

イドの元妻に冷徹な感じのジェニファー・コネリー
そういえば彼女はデヴィッド・ボウイと共演したあの「ラビリンス 魔王の宮殿:の少女だったんだ。懐かしい。

映像にはさすがにすばらしいものがあった。
アリータが使う機甲術という古武術のアクションや、モーターボールという競技場格闘球技の場面は迫力満点だった。
しかし、物語のものはこの手のSFものにはお馴染みの設定部分が多かった。

本作は序章のような感じで、これから続編が作られる雰囲気いっぱいの終わり方だった。
エンドロールになってから、監督がJキャメロンではなくてロバート・ロドリゲスだったことを知った。
へえ、そうだったんだ。