あきりんの映画生活

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「アンロック/陰謀のコード」 (2017年)

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2017年 チェコ 98分
監督:マイケル・アプテッド
出演:ノオミ・ラパス、 オーランド。ブルーム、 トニ・コレット、 マイケル・ダグラス、 ジョン・マルコビッチ

女諜報員もの。 ★★☆

さてこちらの女諜報員は元CIAの女性尋問官アリス(ノオミ・ラパス)。
彼女はかっての爆破テロ事件を防ぐことができなかったことでトラウマを抱えており、上司ラッシュ(マイケル・ダグラス)の説得にもかかわらず、今は市井の一人として暮らしていた。
そんな彼女が、バイオテロ計画の重要人物の尋問役として呼ばれる。

ノオミ・ラパスの少し頬骨が高い顔立ちは、いかにも意志が強そうに見える。
少々のことではへこたれそうにはない。

それに尋問のスキルだけではなく、格闘も強いし射撃も上手い。
尋問官がそんなにアクション強いか?とも思ってしまうのだが、女性版ボーンという触れ込みだから、これで好いのだよ(笑)。

物語は、バイテロの実行指令を阻止出来るのかどうか、ということになっている。
指令伝達者の顔は敵も知らないはず。
それなら替え玉を仕立ててもバレないんじゃね?
このあたりの裏のかきあいがキモにはなっている。

大腿の付け根って太い動脈が走っているから、これを切断されると致命傷になる訳か。
心臓や頸動脈を狙うのと同じ効果になるわけだが、これまでここを狙った映画はあまり観たことがなかった。
なるほど、そうかと新鮮だった。

(以下、完全ネタバレ)

マイケル・ダグラスが序盤で死んでしまって、おいおい、それはないだろ。
ということは、彼が復活してきての黒幕か・・・。と思っていたら、ビンゴっ!(笑)
オーランド・ブルームは意外に意外な役どころ。
ま、彼が偶然に盗みに入った通りすがりの元兵士なんて、観ている人は誰も信用はしていなかっただろうなあ。

このほかにも、ジョン・マルコヴィッチトニ・コレットと豪華な出演陣だった。
しかし、その割には物語はやや単調だった。
ただの諜報員アクションもので、それほどの深みが感じられなかったのは残念。