2019年 アメリカ 124分
監督:アンナ・ボーデン
出演:ブリー・ラーソン、 サミュエル・L・ジャクソン、 ジュード・ロウ
マーベルもの。 ★★★
満を持して登場といった感じの本作。ヒロインの名前からして”マーベル”だぜい(本当は、マー・ベルだけれどね)。
時代は1990年代と、アベンジャーズも登場していなければ、フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)もまだお偉いさんではない頃。
カリフォルニアのビデオショップの屋根を突き破って落ちてきたのがヴァース(=キャプテン・マーベル、ブリー・ラーソン)だった。
天からふってきて、怪我一つしていない彼女は何もの?
ブリー・ラーソンといえば、あの設定が大変に印象的だった映画「ルーム」のヒロイン。
苛酷な運命にわが子と一緒に向き合っていたヒロインだった。
すっかり知性派だと思っていたそんな彼女が、今度は(荒唐無稽な)敵と戦うなんて(笑)。
ヴァースは記憶をなくしていて、ときおりフラッシュバックのような映像を思い出すだけ。
私は何者? 私はこれからどうすればいいの?
実は彼女はクリー帝国の優秀な兵士だったのだ。
そして、クリー人の宿敵のスクラル人が、彼女の記憶に隠された秘密を狙っていたのだ。
そのスクらル人はDNAレベルで自在に姿を変えられる能力を持っている。
これはとても厄介。味方の誰に変身しているのか、まったく見破ることができない。
誰も信用できないぞ。
ということで、大変に楽しめる内容だった。
ジュード・ロウもあういうことだったのだね。
それにフューリーがあんなに猫ちゃん好きでメロメロになるとは! ジャクソン、可愛いじゃないの(笑)。
それにしても、キャプテン・マーベル、めちゃくちゃ強いんじゃね。
パワーはあるわ、腕からフォトンブラストという破壊力のあるビームは飛ばすわ、空も飛べるわ(もちろん宇宙空間もOKで~す)・・・。
こんなに強いんだったら、フューリーーがアベンジャーズを創設したときから一員になっていたら好かったのに。
と思っていたら、ちゃんとこれまではアベンジャーズに加わっていなかった事情も説明されていた。なるほどね。
さて、いよいよアベンジャーズの最終章。
本作のエンドロールの後のシーンで、グースは飲込んでいた4次元コアを吐き出す。
え~と、この四次元コアはその後どうなって、だれが持っているのだっけ?
復習しておいた方が好いのかあ?