あきりんの映画生活

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「時間回廊の殺人」 (2018年)

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2018年 韓国 100分
監督:イム・デウン
出演:キム・ユンジン、オク・テギョン

オカルト? いえ、SFです。 ★★☆

1992年11月11日に夫が殺され、息子が行方不明となる事件が起きる。
現場にいた妻ミヒが犯人とされて懲役30年の有罪となる。
それから25年が経ち、仮釈放されたミヒは事件のあった屋敷へと戻る。
私は犯人じゃない、行方不明になった息子をなんとしてでも捜さなければ・・・。

前半は、これ、オカルト映画? それともホラー映画?と思わせる展開。
無人のはずの古い家には、誰かがいる気配がするのだ。
それに激しくドアを叩く音がしたり・・・。

もしタイトルで時間軸をいじっている物語だと思っていなかったら、(ホラー苦手の私は)観るのを止めていただろうなあ。
”時間回廊”というからには、タイムスリップものに違いない。
とすれば、後ろを幽霊のように過ぎた人影はあれだし、ドアの向こうにいたのはあれだよな。
これ、絶対にあんなふうになるぞ・・・。

ミヒを訪ねてきたのは、元受刑者のケアにあたるチェ神父
彼は25年前の事件の真相を解明しようと調べ始めると・・・・。
あれ、50年前にこの家では・・・。75年前にこの家では・・・。
全部11月11日の出来事だ・・・。

(以下、ネタバレ気味)

タイムスリップものであるのだが、この映画では現在と過去の一人の人物が同時に存在できるとしている。
始めの頃の人影はこういうことだったのだろうなと思っていたとおりだった。
チェ神父が実はある人物が成長した姿だったというオチは好かった。

しかし、この映画はツッコミどころ満載でもあった。
水死したはずの弟までも一瞬生きかえったように登場する。あれはどうして?
長男にあんなメモを託しても、それはなんの意味もなかっただろうに。
それに、過去に戻った現在のミヒは、過去の長男と一緒にどこへ行こうとした? 何か見落としている?

考えはじめればいろいろと気になる。
だいたいがこういったタイムスリップものはどこかしら気になるところが出てくる。
それでも面白い。
リメイク作品とのことだが、オリジナルはどんな風だったのだろう?

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