あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「ザ・スピリット」 (2008年)

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2008年 アメリカ 108分
監督:フランク・ミーラー
出演:ガブリエル・マクト、 サミュエル・L・ジャクソンエヴァ・メンデス、 スカーレット・ヨハンソン

アメコミの映画化。 ★☆

シン・シティ」「300」の原作者フランク・ミラーの監督作で、アメコミを映画化したもの。

私は「シン・シティ」も「300」も、駄目だった。
あの奇っ怪なノリにはどうもついていけなかった。
だからフランク・ミラーは合わないだろうと思っていた(=マイナス)。
そのフランク・ミラーが監督をしたこの映画はとてつもなく評判が悪い(=マイナス)。
マイナス×マイナスだと、ひょっとしてフランク・ミラーらしくなくて、私にとってはプラスなのではないかと、観てみた(笑)。

不死身のデニーガブリエル・マクト)は、正義の味方“スピリット”として愛する街セントラル・シティを守っている。
宿命の敵は、これも不死身の犯罪者“オクトパス”(サミュエル・L・ジャクソン)。
この二人が、超絶死闘(!)を繰り広げる。いかにもアメコミ。

死闘にからんでくるのが、オクトパスの腹心の部下シルケン博士(スカーレット・ヨハンソン)と、宝石泥棒のサンド(エヴァ・メンデス)という、美女二人。
この豪華メンバーで、モノクロ基調の画面はスタイリッシュ。
それで、どうよ?

ところが、ところが、マイナスとマイナスで、結局プラスにはならず、マイナス-マイナスで、マイナスがよりひどくなっているだけだった(苦笑)。

酷評を受けているのがなんの疑問もなく了解できたぞ。
要するに、物語がスカスカなのね。
いくらアメコミ原作だからと言っても、映画にするのだったら少しは工夫しなくては・・・。。
いくらスタイリッシュな画面にしても、全くの空回り。空しいなあ。

エヴァ・メンデスが、個人的なお気に入りのジーナ・ガーションに似ていて魅力的だったことだけが救いだった。