2013年 アメリカ 138分
監督:デビッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベイル、 ブラッドリー・クーパー、 エイミー・アダムス、
ジェニファー・ローレンス、 ジェレミー・レナー
サスペンス? コメディ? ★★☆
評判の良い映画だったので、実のところ、もう少し期待していた。
観てみたら、あれ、あんまし爽快感がない映画だったなあ。
詐欺師ものだったら、もうすこしスカッとさせて欲しかったぞ。
詐欺師のアーヴィン(クリスチャン・ベイル)は、愛人のシドニー(エイミー・アダムス)と組んで完璧な仕事をしてきた。
しかし、そんな2人もついに捕まってしまう。
ところが担当のFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)は、一大収賄事件を暴くために2人に捜査協力を強いてくる。
”ハッスル”というのは、頑張るときの掛け声ハッスル!ハッスル!ではなくて(笑)、どうやら詐欺のことらしい。
なあんだ。イメージを勘違いしていたなあ(苦笑)。
この映画は詐欺というよりも、どこか奇妙な連中の囮捜査の顛末をドタバタと描いている。
アーヴィンはお腹はだらしなく出ているわ、禿げた部分を隠すために苦心惨憺の一九分けの髪型をしているわ、とまったく冴えない外見。
しかし、なぜかモテルのだ。
セクシーな相棒シドニーは彼にぞっこんだし、さらにセクシーな妻のロザリン(ジェニファー・ローレンス)にいたっては彼に嫉妬のしまくりなのだ。
ん~、男の魅力は外見じゃないのだなあ。
リッチーの(いい加減な)計画に従って囮になっていくアーヴィンとシドニー。
ところがそこへ嫉妬しまくりのロザリンが、エロさムンムンで首を突っ込んでくるものだから、計画はいたるところで危ういことに・・・。
はて、一体どうなる?
囮に嵌められる市長役にジェレミー・レナー。
彼もまたカツラであることが見え見えの髪型でイタイ人物像。
でも、根は正直な好いやつなのだよ(汗)。
エロさムンムンのジェニファー・ローレンスは、とても弓を武器にサバイバル・ゲームを勝ち抜いた女の子と同一人物とは思えない。
女優ってすごいなあ。
なんやかんやでばたばたとした囮捜査の結果はどうなる?
面白いといえば面白いのだけれども、ちょっと期待とは違った。
この監督の「ハッカビーズ」も私はもうひとつだった。相性が悪いのかな(汗)。