1969年 アメリカ 132分
監督:J・リー・トンプソン
出演:グレゴリー・ペック、 オマー・シャリフ、 テリー・サバラス
宝探し冒険もの。 ★★☆
45年も前の冒険アクション映画。
物語は明快で、いろいろな男たちがアパッチ族が隠したという大量の黄金を奪い合うというもの。
黄金のありかを示す地図を目にした保安官にグレゴリー・ペック。
彼を捕らえて黄金の場所へ案内させようとする無法者たちの頭目にオマー・シャリフ。
途中であらわれる悪人の騎兵隊隊長にテリー・サバラス。
懐かしい顔ぶれが揃っている。
舞台はコロラドの赤茶けた大渓谷。雄大な景色。
で、その舞台に合わせて物語の雰囲気は西部劇風。
女優陣としては、捕らわれて一緒に旅をする判事の娘と、無法者たちの仲間の娘。
二人ともなかなかに美形。
どちらもグレゴリー・ペックに惹かれていて、これみよがしに火花を散らすのが、単純に面白い。
一人はあからさまに誘惑、挑発してくるし・・・。
さて、黄金は本当にあったのか。
最後は、当時としては非常に工夫したと思われる天変地異の場面となる。
ずっと昔に見たときは、もっともっと大スペクタクルだったように思ったのだが・・・。
時代の流れは怖ろしい。
しかしときには、どこかのんびりとした冒険ものを楽しむのも、悪くはありません。
見終わってみれば、なんと132分の長尺。
その長さはまったく気にならなかった。飽きることはなかったなあ。