2000年 94分
監督:ハロルド・ライミス
出演:ブレンダー・フレイザー、 エリザベス・ハーレー
お馬鹿なラブ・コメディ。 ★★★☆
不器用で情けない男エリオット(ブレンダー・フレイザー)は、片思いの相手と出会っても相手にもされない。思わず、彼女と付き合えるなら何でも捧げます、とつぶやくと、目の前に悪魔だと名乗る美女(エリザベス・ハーレー)が現れる。悪魔は、魂と引き換えに7つの願いをかなえてあげると言うのだが。
物語の設定はよくあるパターンだが、この映画の評価は、とにかく悪魔役のエリザベス・ハーレーに魅せられるかどうか、である。
ハーレーは、主人公の6つの願いを叶えるために現れるたびにいろいろなコスチュームで楽しませてくれる。
チア・ガールだったり、ミニスカ・ポリスだったり、女教師風だったり。
とてもこのとき34歳とは思えない健康なセクシーさである。
悪魔は、確かにエリオットが望むとおりの状況を作ってくれるのだが、そこには必ず落とし穴があって笑わせてくれる。
大金持ちになれたと思ったら実は麻薬王だったり、モテモテ男が実は超繊細な感受性の持ち主だったり、バスケットの一流プレーヤーになったっと思ったら実は・・・。
ハーレーに負けじとブレンダン・フレイザーも各シチュエーションごとに大変身をして登場する。たわいもなく面白い。
意地悪で、どこまでが本気でどこまでが冗談なのかわからない悪魔だが、こんな魅力的な悪魔なら、私だって一緒に悪いことをしたいぞ。
最後の方で、悪魔と神様がチェスをしている場面で悪魔がズルをするところが小じゃれている。
お馬鹿な映画ですが、気楽に楽しめます。お勧めです。