あきりんの映画生活

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「エターナルズ」 (2021年) アベンジャーズの次は

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2021年 アメリカ 156分
監督:クロエ・ジャオ
出演:ジェンマ・チャン、 リチャード・マッデン、 アンジェリーナ・ジョリー、 マ・ドンソク

新らしい超人たちの物語。 ★★★

 

アベンジャーズ・シリーズが一応の完結をみて、マーベルの次はこれ、エターナルズ。
なんと、彼らは7000年以上前に地球にやって来て、邪悪な怪物ディヴィアンツから人類を守ってきたのだ。
不死の宇宙種族エターナルズ。すごいものをまた出してきたな。

 

遂にディヴィアンツを殲滅したエターナルズはそのまま地球でひっそりと暮らしていた。
 しかしサノスによる宇宙の生命半減やその復活が起こり、再びディヴィアンツが姿をあらわす。
そのディビアンツは、ヴェノムみたいな気持ち悪い奴らだった。
さあ、また集まってディヴィアンツを倒しましょ。

 

エターナルズの10人のメンバーは時代を反映してか、非情に多様性に富んでいる。
黒人もいれば東洋人もいるし、ゲイもいれば聴覚障害者もいる。
途中で、ボリウッド映画のスターになっている仲間がいて、その撮影場面が映る。おお、全くのボリウッド映画の絵面ではないか。嬉しいねえ。

 

シリーズ化されるのだろうから、今後のこともあるので10人を紹介しておく。もっとも今作だけでいなくなったメンバーもいるのだが。
エイジャック(サルマ・ハエック)がリーダー。唯一アリシェムと交信できる。
セルシは物質を別のものに変えることができる。
イカリス(リチャード・マッデン)は眼からビームを出し、飛ぶこともできる。彼がギリシャ神話のイカロスなのだよね。
キンゴは手からビームを出す。この二人のビームはどちらが強力?
スプライトは子供のまま成長しないのだが、幻影を作り出す能力を持っている。
ギルガメッシュ(マ・ドンソク)はここでも怪力無双。でも、セナを守って優しいよ。さすがマブリー。
ファストスは発明家。人類の文明発達に手を貸してきたが、新しい武器だって作ってしまうぞ。
マッカリは聾唖者。光速かと思われる速さで全地球を移動する。
ドルイグは人の心を操る。少し変人?
そしてセナ(アンジェリーナ・ジョリー)。ギリシャ神話の戦いの女神の由来が彼女。アンジーはもうそのものという役柄だった。

 

「モンタナの目撃者」につづいてのアンジーの出演。嬉しい。
彼女はさまざまな武器を使いこなす女戦士なのだが、二重の記憶に悩まされていて、精神的に不安定になる。
そんな彼女をギルガメッシュが我が身を呈して護る。うん、さすが、マブリー。男気があるぞ。

 

宇宙の絶対的存在であるセレスティアルズ。
彼は地球の知的生命体(人間のことですね)のエネルギーを使って、新しいセレスティアルズを作り出そうとしていた。
要するに、人類はそのための”餌”だったわけだ。
エターナルズはその”餌”の無事を管理する使命だったのだが、ついには人類のためにセレティアルズに反旗を翻してくれるのだ。
 

アクション場面では、アベンジャーズが市街地などで暴れたのに対して、こちらはもっと大自然を舞台に暴れる。
彼らが力を合わせるための小道具として腕輪が出てくるけれど、あれ「シャン・チー」で出てきていたテン・リングス?
マーベルはいろいろと小道具を持っているから、それをちょこっと出してくれるのは楽しいね。

 

メンバーのいろいろな考えでの裏切りや陰謀も出てくる。
最後、イカリスはギリシャ神話そのままに太陽に向かって飛んで行く。あのまま焼け死んだのだろうか。

 

ちょっと風呂敷を広げすぎた感がなきにしもあらず、といったところ。
このあとに、エターナルズ、どんな展開のドラマになるのだろう?
アンジーが出なくなったら観ないよ。いつまでも出して欲しいぞ。
(エンドクレジット後に、マーベルお約束の予告映像が入ります)