あきりんの映画生活

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「355」 (2022年) 美女ばかりの諜報員、大活躍

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2022年 イギリス 122分
監督:サイモン・キンバーグ
出演:ジェシカ・チャステイン、 ペネロペ・クルス、 ダイアン・クルーガー
    ルピタ・ニョンゴ、 ファン・ビンビン

美女諜報員軍団。 ★★★

 

華やかな美女たちの活躍を描くオールスター映画。
描かれるのは、世界中のコンピューターを支配できてしまうデバイス(英語ではドライバーと言ってた)の争奪争い。
悪人たちがこんなものを戦争やテロで使ったら大惨事になってしまうぞ。
何とか敵の手から奪い取らなくては・・・。

 

CIAのメイス(ジェシカ・チャステイン)とドイツ連邦情報局のマリー(ダイアン・クルーガー)は反目しながら、共にそのドライバーを入手しようとする。
それぞれの国の諜報機関に属しているのだから、それぞれの上司の命令があるわけだ。
しかし、最終的な目的は同じ。二人は次第に共闘するようになる。

 

そこにコンピューターのスペシャリストであるMI6のハディージャルピタ・ニョンゴ)が協力し、コロンビア諜報組織の心理学者グラシー(ペネロペ・クルス)も嫌々ながらメンバーに加わってくる。
おお、仲間が増えてきたな、華やかになってきたな。

 

全体の雰囲気としては、「オーシャンズ8」のような美女集団が「チャーリー・エンジェルズ」のように活躍する、というもの。
それに、あれらよりはアクション映画として頑張っている。
なんでも制作には、あの「ジェイソン・ボーン」のスタッフ陣が加わっているとのこと。なるほどね。

 

場面も諜報員ものらしく世界中を駆け巡る。
コロンビアに始まり、ワシントン、パリ、ベルリン、マラケシュと、めまぐるしく動き続ける。
エンタメものにはこういった派手な展開も必要だよなあ。

 

そして、上海でおこなわれるオークションにドライバーを隠した骨董品が出品されることを突き止めたメイスたち。
さあ、会場に乗り込むわよ。
正装のドレス姿の4人は美しい。中でも、ああ、ペネロッピーが一番きれいだな。
このとき御年40歳。しかし、美しい。たいしたものだ。

 

あれ、ファン・ビンビンが出てこないなあと思っていたら、そのオークションの主催者だった。
彼女だけは悪役・・・?
彼女も中国武術を駆使してアクションを見せてくれるぞ。

 

心理学者であるためにアクションはまったくできないという役柄だったペネロッピー。
他の4人がばんばんと相手をやっつけていくのに、何もできずにおろおろ。
しかし、最後の最後にそのペネロッピーがバシッと決めてくれる。おお、やってくれたぜぃ!

 

コードネームの「355」とは、アメリカ独立戦争下で活躍されたとされる正体不明の諜報員からきているらしい。
せっかく集まった美女軍団なので、これで解散しないで欲しいなあ。
その気になれば続編、できるっしょ?