
2020年 イギリス 93分
監督:バーナビー・トンプソン
出演:オリヴィア・クック
コメディタッチのクライム・アクションもの。★☆
ポスターを見ていただければ、私がこれに手を出した理由はすぐに判ると思う。
美女が拳銃片手にバーンと登場していれば、それだけでつい手が伸びてしまうのだよ(またかよ、懲りない奴だ)。
副題は「復讐の女神」とか付いていて、激しいリベンジものかと思わせる。
確かに、殺された母親の墓碑に一発の銃弾を置いて復讐を誓う場面から映画は始まるのだが、内容は、あれ?あれ?
やけに緩いぞ・・・。
物語のうわべだけなぞれば、大量の合成麻薬をめぐって、アイリッシュ・マフィアと悪徳神父たちが抗争をくり広げる。
その隙間を縫うようにピクシー(アリヴィア・クック)が小ずるい悪さをする、というもの。
復讐? どこへ行った?
このピクシーがあざと可愛い。
天然っぽくその魅力を振りまいて男どもを弄ぶ。そしてそれを楽しむのだからわりと性悪女。
しかも躊躇なく人を撃つのだよ。やはり性悪女。
その性悪女に振り回される二人の男。
彼らはどこか頼りなくて、基本的に善良。いいようにピクシーに翻弄されている。
この3人がひょんなことで手に入れた合成麻薬を持って逃亡の旅をするわけだ。
舞台はアイルランドで、3人が車で走り続ける広大な風景はよかった。
もちろん追っ手は情け容赦なく迫ってくるし、あわよくばこの麻薬を換金したいぞ。
そんなに上手く事が運ぶのかな?
そのピクシーの義父でアイリッシュ・マフィアの頭がコルム・ミーニイ(顔を見れば、ああ、あの人か、とわかるぐらいに脇役でいろいろとでている人)。
そして対立する悪徳神父軍団の頭がアレック・ボールドウィン。
最後になって廃教会での銃撃戦が始まる。これが唯一のアクション場面。
最後のオチにまでピクシーの性悪ぶりがあらわれていた。
写真家になるのが夢だといってサンフランシスコへ逃亡したピクシーだが、きっとアメリカでも犯罪者になるのだろうな。
あまり期待せずに、休日の昼下がりの時間つぶし程度に・・・。