2007年 フランス 105分
監督:ジャン・ベッケル
出演:ダニエル・オートゥイユ、 ジャン・ピエール・ダルッサン
壮年の男たちの友情物語。 ★★☆
都会生活から逃げるように故郷のカンパーニュへ戻ってきた愛称キャンパス(ダニエル・オートゥイユ)。
彼はそこそこに有名な画家らしいのだが、妻とは上手くいっておらず、若い教え子との不倫もしている。そんな人物。
生家の荒れた庭を手入れするために求人募集をしたところ、やって来たのは、小学校時代の同級生の愛称ジャルダン(ジャン・ピエール・ダルッサン)だった。
彼は地元でつつましい生活を妻とともに送ってきた。素朴な人物。
フランスの田舎ののんびりした風景。
その田舎道をジャルダンは原付バイクで子犬に追いかけられながら、屋敷へ通ってくる。
そして庭の手入れをしながら、キャンパスと取り止めもない会話を楽しんでいく。
中年も過ぎた二人の男の、言ってみれば、ただそれだけのお話である。
後半になって、ジャルダンにある事件も起きるのだが、二人はそれもありのままに受け入れていく。
静かに落ち着いた好い作品である。
好い作品なのだが、私にはちょっと単調すぎた。
(気を張っていないと、ときどき寝落ちしそうにもなった 汗)
ものすごく気持ちが忙しいときに観ると、そんな気持ちを安らげてくれるような映画なのかもしれない。