あきりんの映画生活

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「るろうに剣心」 (2012年)

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2012年 日本 134分
監督:大友啓史
出演:佐藤健、 武井咲、 蒼井優、 江口洋介

エンタメ・ちゃんばらもの。 ★★★

幕末に討幕派の暗殺者だった緋村剣心佐藤健)は、その腕の凄さから”人斬り抜刀齋”と言われていた。
明治時代も10年となり、緋村は“不殺の誓い”に従い、刃が峰側についている斬れない刀“逆刃刀”を手に流浪の旅を続けていた。

この映画の売りは華麗なチャンバラ場面。
素早い体術も織り交ぜての派手なアクションシーンを堪能させてくれる。
主役の佐藤健はかっては仮面ライダーだったとのことで、その身体の動きも見事なものだった。
はじめのうちは違和感のあった剣心の「~でござるよ」という言い回しも、そのうちに慣れてきて、いいなあと思うようになってしまった(笑)。

舞台を廃刀令が施行されている明治時代に持ってきたのも、人を殺すための刀の意味を浮き立たせて効果的だった。
物語も、人斬り抜刀齋の名をかたる偽者があらわれたり、麻薬を密造して日本を支配しようとする悪役(香川照之)がいたりと、飽きさせない展開となっている。

相手役に武井咲。ま、判りやすい無難な役どころ。
一時は麻薬密造の手伝いをさせられる女医者に蒼井優。はじめは切りそろえた前髪のせいか、彼女とと判らなかった(汗)。

伝説の券の名人・緋村抜刀齋なので、誰でもがその名前を知っている。
目の前の優男がその抜刀齋だと知って、みんなが驚く。
え、お前があの抜刀齋か?!
お約束の展開だが、観ている者は感情移入しやすくて嬉しくなる。

軽い気持ちで楽しめるエンターテイメント作品。
リアル志向は捨てて、楽しく鑑賞!の精神で創られている。
そうか、これは和製マーベル・コミックだったんだ!

続編も創られている。それも観ようかな。