2019年 アメリカ 97分
監督:スティーブン・S・カンパネッリ
出演:ニコラス・ケイジ
サイコ・サスペンス。 ★☆
ニコケイがまたやってしまった!
ポスター写真のニコケイは、映画の内容からは地球の反対側ぐらい離れているぞ(笑)。
ウォルター(ニコラス・ケイジ)とファンシー夫妻の家の柵が壊れてしまった。
ハリケーンが近づいてくる日だったが、臨時収入が欲しくてその修理を請け負ったバディ。
しかし、修理が終わる前にハリケーンが襲ってきて、帰れなくなったバディはウォルター家に泊まる事に。
これが悪夢のような怖ろしい一夜の始まりだった・・・。
とこう書くと、なにやら面白そうに思えるが、実際はぐだぐだ、だらだら。
髭もじゃで退役軍人のウォルターはすぐにキレまくりそうな雰囲気の人物。
しょちゅう葉巻を吹かし酒を飲んでいる。
奥さんのファンシーもまたエキセントリックな女性。バディを執拗に誘惑してくる。
そんな誘いに乗ったらどんなことになってしまうのか、危険な匂いがぷんぷん。
夫婦仲は冷え切っていて、互いに罵りあっているのかと思えば、実は・・・と、物語の展開もつじつまの合わないことばかり。
屋根裏や、地下室など、秘密っぽい雰囲気も漂わせているのだが、薄っぺらいものに終わっている。
(筋弛緩剤の点滴なんかしたら呼吸ができなくなって死んでしまうだろうに・・・)
最後の最後にポスターの衣装でのニコケイが登場するが、とってつけたよう。
なんだ、これ?
ニコケイについ吊られて観てしまったのだが、レンタルする必要はありません(劇場公開はスルー作品)。
違うニコケイ映画を観ましょう。
えっ、そちらも同じじゃないかって? いや、観るまでは判りませんよ(苦笑)。