あきりんの映画生活

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「ソー ラブ&サンダー」 (2022年) 神様同士が戦うぞ

2022年 アメリカ 119分
監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース、 ナタリー・ポートマン、 クリスチャン・ベール
    テッサ・トンプソン、 ラッセル・クロウ

ソー・シリーズの第4作目。 ★★☆

 

マーベルものはいろんなキャラクターが絡み合うので、ときどきは時間関係を確認しないと判らなくなる。
本作は、アベンジャーズがサノスとの戦いをおこなったあとの物語。

 

今回の敵は神々に恨みを抱くゴア(クリスチャン・ベール)。
娘を失った悲しみから”全ての神々を殺害できる剣”を手にした彼は、“神殺しゴア”になったのだ。
さあ、自分も神の一人であるソー(クリス・ヘムズワース)はどう立ち向かう?

 

クリスチャン・ベールといえば、なんといってもノーマン版のバットマンである。
ああ、そうか、彼はDCものからマーベルものへ移ってきたのか。
両方のファンとしては、そのうちにワンダーウーマンキャプテン・マーベルの共闘を期待しているぞ(汗)。

 

とにかく敵が強いから、ソーも仲間の助けを借りなければならない。
そんなソーの相棒だったムジョルニアはお姉さんに壊されてしまって、今の相棒はストーム・ブレーカーだぞ。
と思っていたら、ムジョルニアを手にした元カノのジェーン(ナタリー・ポートマン)が、マイティ・ジェーンになってあらわれたではないか。
好いねえ。

 

ソー・シリーズはややコミカルなところがあるのが特徴。
今作では、復活したムジョルニアに心奪われるソーに、ストーム・ブレーカーが焼き餅を焼く、といったところが愉快だった。
ソーも慌てて、いやいや、今の相棒はお前だよ、とストーム・ブレーカーに言い訳をしたりする。二股男、いや浮気男?(笑)

 

それに神々の大集会の場面もコメディ・タッチ。
全能の神ゼウス(なんと、ラッセル・クロウ)がセコいいい加減野郎として描かれている。
だいたいが、ギリシャ神話の神様って人の奥さんを寝取ったり、乱暴狼藉を働いたり、あまり高潔な性格じゃないよね。

 

マット・デイモンがホントのちょい役で出ていた。
あまりに端役だったので、似ていたけれどまさか本人じゃないよな、とあとで確認したら、やはりデイモン本人だった。
友情出演?

 

ゴアが子ども達を誘拐して閉じ込めた牢屋のある星が面白い。
えっ、こんな小さい星? 歩いたら1分で星を一周できてしまうんじゃね? 
まるで「星の王子様」の星。重力はどうなっているんだろうね。

 

たわいもない内容で、楽しませてもらった。
例によってエンドロール後に、次はソーがヘラクレスと戦う羽目になりそうな予告映像が出る。
もうジェーンは復活しないのかな・・・。