
2024年 172分 インド
監督:コラターラ・シバ
出演:NTR・Jr.、 ジャーンビー・カプール
アクション・インド映画。 ★★★
1996年、巨大犯罪組織による破壊工作の情報をつかんだ警察管のシヴァは、犯罪組織のリーダーを追って南インドへ向かう。
そこの「赤海」と呼ばれる地域が凶悪な密輸団の巣窟だったのだ。
この映画は、密輸業者に成りすましたシヴァムが、長老シンガッパから、12年前に始まった凄惨な抗争事件について聞く、という形式になっている。
それは赤海の英雄デーヴァラとその息子ヴァラの伝説だった。
ということで、そこから映画はそのデーヴァラの物語となっていく。
物語そのものは単純、一直線。というか、まあ大雑把。
赤海に根城を持つ部族たちはいわば海賊だったのだ。輸送船から積み荷を巧妙に盗み出す。
しかしある事件を切っ掛けに、デーヴァラは赤海の住人たちにそんな悪事を止めさせようと決意する。
そして悪人たちを懲らしめることによって伝説を作ったのだ。
まあそんな筋書きは置いておいて、とにかく破天荒なアクションを楽しむ映画。
船の積み荷を盗むのだが、大きなコンテナを海に潜って運ぶ。
そりゃ確かに浮力は助けになるだろうけれど、あんなこと本当にできる?
デーヴァラが邪魔になったバイラ悪党たちは彼を殺そうと奇襲作戦をおこなう。
海岸に潜んでいたバイラ配下の戦士たちは砂に埋もって隠れていたり、海藻に擬態したり、岩と同化していたり。
そいつらがうじゃうじゃとあらわれてデーヴァラを襲う。
この場面は面白かった。恐ろしいような、滑稽なような。これまであまり観たこともないような場面だった。
デーヴァラの使う武器が変わっている。
三日月状の刃物で、普段は刃が仕舞えるようになっている。それを振ると刃があらわれる。格好好い斬新な武器だった。
さて。悪いことをするとデーヴァラがあらわれるぞという伝説を作って姿を消したデーヴァラ。
年月が経ち、後半になると、デーヴァラの息子のヴァラ(NTR.Jrの二役)が主役となってくる。
インドって父子2代の物語が好きだよな。
息子のヴァラは父親と違って優しいい男。どちらかと言えばヘタレに近い。
しかしそんなヴァラに惚れてしまうヒロイン(ジャーンビー・カプール)が登場する。
インド映画には珍しくこの映画のヒロインはなかなかに自己中。
ヴァラが本当に好きなのか、単に強い男が好きなだけなのか、よく判らない。
ちょっといい加減な性格。でも、インド映画のお約束で超絶美人。
やはり美しい。少しぐらい自己中でもいいよ、いいよと許してしまうぐらい。
最後には大きなサメも登場するぞ。ほほぅ、インド映画もついにサメ映画に目覚めたのか(笑)
(以下、ネタバレ)
最後、えっ!デーヴァラは実は・・・ということが明かされる。
予想外の映像も入って、だけどこれどう終わるんだ?と思っていたら、出たっ!「デーヴァラ2」!
なんや続くんかい。
父子の二代にわたる物語といい、「バーフバリ」と同じやり方だったのか。