2001年 アメリカ 101分
監督:サイモン・ウェスト
出演:アンジェリーナ・ジョリー、 ダニエル・クレイグ、 ジョン・ボイド
アンジェリーナ・ジョリーの痛快アクションもの。 ★★★★
考古学者のララ・クロフト(アンジェリーナ・ジョリー)は父(ジョン・ボイト)のあとを継いで学び、お宝発掘をしている(こういったところは、女性版インディ・ジョーンズ)。
ある日、彼女は20年前に亡くなった父が隠しておいた謎の星座表を発見する。そこには、惑星直列の瞬間に強大な力を手に入れるための重大な秘密が隠されていた。
そこから、時空を自由に操れる力を持つ「光のトライアングル」をめぐって、ララと悪の組織の争奪戦が繰りひろげられる。
屋敷内での格闘、密林の遺跡での格闘、それに北極にあった謎の施設での格闘と、説明無用のアクションの連続。
それをアンジェリーナ・ジョリーが体当たりでこなすのだから、ファンとしてはたまらない。
目をつり上げたところなんかは、後の「ウォンテッド」につながる美しくも恐い般若のイメージ。
ストーリー的には後で考えると突っ込みたくなるところも多い。
ときどきあらわれてはララを導いてくれる少女は一体なにだったのか、判らないまま。
傷ついたララがチベット仏教僧と一緒に修行するのもなんの意味があったのか、わからないぞ。
それに、光のトライアングルを作動させないのが目的なのだったら、わざわざ北極へ出かけずに、手に入れた鍵の片方をその時点で壊してしまえばよかったのでは?
でも、それではララの活躍が観られないもんね(笑)。
後に007となったダニエル・クレイグが敵の一人として登場している。
しかも、彼はララ・クロフトと過去の因縁があったようなのだ。
え~と、続編には出ていませんねえ。
とにかく余計なことを考える必要はありません。
アンジェリーナ・ジョリーの活躍を楽しむのが目的の映画です。
そうです、はっきり言って、これは彼女のファンのための映画です(笑)。
ということで、この映画、アンジー・ファンとしては大満足(全般には酷評が多かったけれど)。
そんな大ファンとしての評価なので、一般の方はかなり★を減じて下さい。