あきりんの映画生活

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「G.I.ジョー」 (2009年)

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2009年 アメリカ 118分
監督:スティーブン・ソマーズ
出演:チャンニング・テイタム、 レイチェル・ニコルズ、 シエナ・ミラー、 イ・ビョンホン

人気フィギュアから作られたTVアニメの映画化。 ★★★

あらゆる金属を侵食してしまう化学物質ナノマイトをミサイル弾頭に応用した悪の組織“コブラ”と、それを奪還しようとする国際機密部隊“G.I.ジョー”の戦い。
ここに、今はコブラのメンバーとなっているバロネス(シエナ・ミラー)と、GIジョーのメンバーに加わったデューク(チャニング・テイタム)がかっては恋人同士だったという過去がからんでくる。

GIジョーという名前のフィギアがあるというのは知っていたが、どんなものかは知らなかったので、物語設定への事前の思いこみなどは全くないままに鑑賞した。
GIジョーというのが一人の人物の名前ではなく、機密部隊の名前であることも初めて知ったという状態。
結果としては充分に楽しめる映画だった。

パリの街中での、ミサイルを積んだ4WDと、ハイパースーツを着たGIジョーたちとの追跡劇はなかなかに手に汗握る展開。おお、いいんじゃないの。
北極海の深海に作られた基地での決闘や、発射されてしまったミサイルの超音速機での追跡もあって、あっというまに2時間が過ぎる。

GIジョーには黒衣装で刀を背負った剣士がいる。かたや、コブラには白装束で2本の刀を背負った剣士(イ・ビョンホン)がいる。
この2人もかっては兄弟弟子だったという因縁を持っているのだが、とにかくイ・ビョンホンの装束が珍妙で、とても面白かった。良かったよ。
普通、2本の刀を背負うときはクロスして背負うと思うのだけれども、イ・ビョンホンは2本を並行して背負っている。あれでは2本を同時に抜くときに困るだろうに。

大統領への策謀が残っていることや、コブラの中心人物が逃亡したことから、おそらく続編が作られるのではないだろうか。

ガンダムとかのモビルスーツ系が好きな男の子には受けるでしょう(私は「トランスフォーマー」は全く駄目でしたが)。
女性には面白さがわかりにくいかもしれません。そんな映画です。