あきりんの映画生活

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「エリザベス」 (1998年)

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1998年 イギリス 124分
監督:シェカール・カブール
出演:ケイト・ブランシェット、 ジョゼフ・ファインズ、 ジェフリー・ラッシュ
    リチャード・アッテンボロー、 ヴァンサン・カッセル

豪華な歴史物。 ★★★☆

アン・ブーリンの姉妹」を観て、予習が済んだところで今度はその娘の物語、「エリザベス」を観る。

母のアン・ブーリンは断頭台の露と消え、残されたのが娘のエリザベス(ケイト・ブランシェット)。
ヘンリー8世の死後に女王になった異母姉のメアリーはカトリック教徒。一方、エリザベスは、父の意志を継いでプロテスタント教徒。
そのためにエリザベスはロンドン塔に幽閉されたりもするのだが、メアリーの急死により一転して英国女王となる。このとき、彼女は25歳だったとのこと。
歴史というのはドラマだねえ。

昨日まではいつ処刑されるかという状態だった異教徒の小娘が女王になったのだから、新・女王を馬鹿にした反発勢力がたくさんいる。
それに、国の周りでは、スコットランドやスペインが英国を虎視眈々と狙っている。

エリザベスも大変だ。
国家の維持統率のためには自分の恋もままならない。
好きでもない相手との政略結婚も考えなくてはならない。辛いなあ。

宗教対立をしているヴァチカンは、ついにはエリザベスを暗殺しようとさえする。
そのために暗殺者として送り込まれてくる僧侶が、なんと、ダニエル・クレイグ
しかし、まだ007の殺しのライセンスをもらう前だったのであっさりとやられてしまったぞ(笑)。

ついにエリザベスは、腹心のウォルシンガム卿(ジェフリー・ラッシュ)を重用し、国内外の反発勢力の一掃をおこなう。
ええいっ、見くびってはいかんぜよ! 女王が本気になればこんなものよ!

国のために自分の結婚を諦めたエリザベスは、断髪し、白塗り姿になる。
そんなエリザベスのことを”ヴァージン・クイーン”と称していて、字幕訳では「処女になった」となっているのだが、正しくは「聖母マリアになった」という意味らしい。
あの白塗り顔はマリア像をイメージしているとのこと。なるほど。

重厚に作られた歴史ドラマは見応えがある。
国内の反対勢力を一掃した英国は、このあと、エリザベス女王のもとで繁栄していくことになるわけだ。
さて、次は「エリザベス・ゴールデン・エイジ」を観なくては。