あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「カンパニー・メン」 (2010年)

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2010年 アメリカ 104分
監督:ジョン・ウェルズ
出演:ベン・アフレック、 トミー・リー・ジョーンズ、 マリア・ベロ、 ケビン・コスナー

サラリーマン悲話。 ★★☆

正直なところ、もう少し痛快な話かと思っていた。
しかし真面目に地味な物語であった。
元気はつらつ、気分爽快を密かに期待していた者には、ちょっと肩すかしであった。

リーマン・ショックは、大企業に勤めるエリート・ビジネスマンにも容赦なく襲いかかった。
妻や子供たちと満ち足りた生活を送っていたボビー(ベン・アフレック)も、ある日、突然に解雇されてしまう。
不足のない収入で組んだ豪華な家のローンも残り、ゴルフ・クラブの会費が払えないばかりか、子供たちの月謝さえ危うくなってくる。
我が国のハローワークのようなところで職探しをするものの、まったく八方ふさがり。情けない・・・。

もし似たような境遇の人が観たら、あまりにも辛い現実を思い出してしまって観る気もなくすのではないだろうか。
それほど辛い現実。プライドも自信もがらがらと崩壊していく。

救いだったのは、理解があって、率先して耐乏生活に協力してくれる妻。
もし奥さんが情け容赦のない人で、奥さんから責められたりでもしたら、それこそ絶望の極みとなってしまう。

ボビーの義兄(ケヴィン・コスナー)は工務店を営んでいた。
エリート・サラリーマンであるボビーとはそりが合わなかったのだが、背に腹は代えられない。
義兄に頼んで大工仕事をさせてもらうことになる。

この義兄が皮肉屋で、ボビーにはちょっと意地悪だったのだが、実は心優しい人物だったことがわかってくる。
最初のボビーの給料袋には20ドル多く入っていたのだが、そのことを義兄に告げると、義兄は「計算間違いしたかな」と言って去っていくのである。好いねえ。
ケヴィン・コスナーは久しぶりに観たような気がするのだが、やはりお歳を召してきていた。

会社ではリストラがさらに進んで、重役(トミー・リー・ジョーンズなど)までも解雇されてしまう。

さて、ボビーや彼らはどうする?ということになるのだが、観ている者が密かに期待しているような荒唐無稽な一発逆転劇はなかなか起こらない。
地道に物語は進む。
最後は、ちゃんと希望の道が開けて、ああ、よかった、ということにはなる。

しかし、気分爽快!とまではいかなくて、なんだか観ていて辛かったな、という気持ちの方が残ってしまった。