あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。1800本余りの映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。

「ダークシティ」 (1998年)

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記憶が作り替えられているSF。 ★★★☆
 
すごい傑作なのか、それともB級作品なのか、ちょっと判断に迷うようなところがある映画。
独特のレトロな雰囲気の街を舞台に、自分の記憶を疑い、何が真実なのかを探し求める物語。
 
どこからか旅をしてきた異邦人が街を造りかえ、人の記憶を操作して、地球人を研究している。
この設定からしてB級感もある。
しかし、ハマル人はハマル(私も・・・ 笑)。
 
毎日深夜0時になると、異邦人の操作ですべての人間はばたばたとその場で眠りはじめてしまう。
動いていた車も電車も止まり、家でも酒場でも路上でも人は眠りはじめる。
そしてしばらくすると何事もなかったように人々は眠りから覚め、また行動を再開する。
 
異邦人は死者の身体を借りて行動している。全員が禿げ頭で無表情。
映画全体はとてもわざとらしく作られている。
SFなのだが、街は様子はレトロっぽい。
人々の記憶の中にある街を異邦人が作っている訳なので、どこか懐かしい感じがする街並みというのはよく理屈には合っているわけだ。
 
おまけに異邦人が光が嫌いなので、世界は常に夜である。
いつも暗い。
太陽がない「マトリックス」とフェリップ・K・ディック。そして、最後にはカメハメ波対決もあるという代物(笑)。
 
主人公の妻役がジェニファー・コネリー
眉が太いメイクや巻きを入れた髪型がレトロっぽい雰囲気で、とても好い。
クラブの歌手という役どころで歌を歌う場面もあるのだが、フルコーラスを聴きたいほどに魅力的だった。
 
キーファー・サザーランドが、(ジャック・バウアー役を演じた人とは思えないほどに、)片足を引きずった情けない科学者となって登場する。
重要な役どころなのだが、あの「24」で不死身の活躍に親しんだものにとっては違和感ありすぎ(笑)。
 
ポイントとなるのは、主人公の幼い頃の記憶に残っている”シェル・ビーチ”。
そこは、今の暗い街とは正反対に、太陽の光が降りそそぎ波が打ち寄せているところ。
街にはその”シェル・ビーチ”の大きな看板までかかっている。
 
主人公は暗い運河をボートに乗ってシェル・ビーチを目指すのだが、果たしてビーチはどこにあるのか? 
いや、ビーチなんて在るのだろうか?
 
この世界がどんな世界であったのか、主人公が探し求めたシェル・ビーチとは何であったのか? 
とても面白い。
果たしてこの世界に光がふりそそぐ日は来るのか?