2016年 アメリカ 144分
監督:ブライアン・シンガー
出演:ジェームズ・マカボイ、 マイケル・ファスベンダー、 ジェニファー・ローレンス
X-MEN新シリーズの最終章。 ★★★
X-MENは、旧3作は全部観たのだが、ウルヴァリンのスピンオフ作品や、新シリーズは観ていなかった。
さて、この新シリーズの3作目。間を飛ばしてしまって、お話の筋が判るかなあ?
と、これは時間軸的には旧作の前を描いているんだね。プロフェッサーの髪の毛も未だふさふさしているぞ(笑)。
ああ、新シリーズになって役者陣はみんな交代したんだ!
ハル・ベリーも、(ご贔屓の)ファムケ・ヤンセンも、(魅力的な)レベッカ・ローミンも出ていないんだ。ちょっとがっかり。
おお、ミスティークにはジュエニファー・ローレンスか。
今作の中心になるのは太古のミュータントのアポカリプス。
どれぐらい古いかというと、なんと紀元前3600年。エジプトのピラミッド建設の頃のミュータント。その彼が遺跡の奥に封印されていたのだ。
そして彼が目覚める・・・。
物語の大筋は、地球征服を企てるこのアポカリプスとの戦い。
アポカリプスの手下になるミュータントと、自分たちと共存する人類を守るためにアポカリプス一味と戦う(正義の味方の)ミュータント。
いろいろな能力を持った人物(ミュータント)が次々に登場するので、ある程度の予備知識がないと、この映画を楽しめないかもしれない。
それに、この頃と旧3作では敵・味方の色分けがかなり違う。
マグニートも、妻や子と一緒に平凡(を装って)に平和に暮らしていた時期があったんだ。
ストームなんて前は悪側だったんだ。
ミスティークなんて、あれあれ、こんなに善い側だったのか。ふ~ん。
ミュータント同士の戦いの場面は素晴らしい迫力。
それにしてもアポカリプスは強い。こんな強い奴をどうしたら倒せるんだ。
頼りになるはずのプロフェッサーも案外大したことなくて、みんなに迷惑をかけっぱなしじゃないか(苦笑)。
そこで力を発揮するのが、ジーン。やはりジーンは強かったのだねえ。
ということで、ある程度の予習をしておいた方がよい作りとなっています。
予習具合によって感想や評価も違ってしまうのじゃないかなあ。