1984年 アメリカ 115分
監督:リチャード・タッグル
出演:クリント・イーストウッド、 ジュヌビエーブ・ビジョルド
ダーティ・ハリーではない刑事もの。 ★★☆
イーストウッドが刑事役をやると、どうしてもハリー・キャラハンのイメージで見てしまう。
しかし、本作の刑事ブロックは連続娼婦殺害事件を捜査していくのだが、商売女の誘惑にすぐに負けてしまっている(苦笑)。
あまりハードボイルドではないなあ。
わざとハリーではないようなイメージに持っていったのだろうなあ。
ブロックは事件の聞き込みのため、毎晩歓楽街に出かけてはさまざまな女達と会う。
しかし彼が接触をした娼婦たちが、次の犠牲者になっていく。
これはどういうことだ?
犯人は俺に何か恨みを持っているのか?
夜の裏町で標的とした女の後をつける犯人の足だけが映る。
なかなかにサスペンス風味で雰囲気を出している。
流れる音楽もジャズっぽい。イーストウッドが関わったのだろうか。
そのうちに、ブロックには協力をしてくれるレイプ救済センターの女性(ジュヌビエーブ・ビジョルド)があらわれる。
すると、犯人は彼女までも狙いはじめる。
そればかりか、ブロックの娘までも・・・。
ということで、雰囲気は悪くない。
しかし、物語はどうもありきたりで、展開も先が読めてしまう感じだった。
休日の昼下がりにのんびりと楽しむ程度の映画です(苦笑)。
(余談)
ブロックの娘役に、イーストウッドの実娘が出演している。
このとき14歳ということだが、とても可愛い。