あきりんの映画生活

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「ゴースト・イン・ザ・シェル」 (2017年)

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2017年 アメリカ 107分
監督:ルバート・サンダース
出演:スカーレット・ヨハンソン、 ビルー・アスベック、 ジュリエット・ビノシュ、 ビート・たけし

漫画原作のSFアクション。 ★★

日本の漫画「攻殻機動隊」が原作で、これまでにアニメ化もされてたらしい。
それらについてはまったく知らずに、スカーレット・ヨハンソン主演ということで鑑賞。

ヒロインは少佐と呼ばれる最強捜査官(スカーレット・ヨハンソン)。
事故にあった彼女は脳だけが本人のもので、それ以外の全身は義体化されている。
その身体能力は並大抵のものではない。
少佐は、長官(ビート・たけし)率いる公安9課の切り札的存在で、サイバーテロ犯罪と闘っていた。

スカ・ヨハの擬体は服を着ていないマネキン人形のように見える。少し引いた映像ではまるでヌード姿のように見える。これ、意図的?
原作がそうなのか? しかし、どうも今ひとつだった。
せめて「X-メン」のミスティークのような衣装だったら好かったのに。

それはさておき。
物語は、テロを主導しているらしいクゼという凄腕のハッカーとの闘いとなってくる。
そしてそのクゼと対決した少佐に、クゼはある秘密を暴露するのだ。
はて、捜査官として戦い続けている私は、いったい何者だったのだろう? 
少佐は自分に残っていたわずかな記憶に疑いを抱き始める。
クゼ、あなたは、もしかすれば・・・?

舞台となるアジア風の未来都市の造形は非常に魅力的だった。
ブレードランナー」で初めて観た未来都市風景には、それこそ魂を奪われそうになるぐらい惹かれた。
あの未来都市では漢字が書かれた大きな看板が印象的だったが、今作の未来都市では至るところにあらわれるホログラムが好かった。
都市風景の想像力もここまで進化したのだなあ、という感じ。すごいなあ。

さて、物語はというと、どこか既視感のあるものだった。
クゼという敵の正体、少佐の過去、ハンカ社の陰謀、秘密にされてきていたある実験、などなど。
あまり新鮮味はなかった。

ということで、予告映像で期待していたほどのものではなかった。残念。
黒髪のスカ・ヨハの魅力も、もうひとつだったかな(涙)。